うねり取りで勝てない理由
  • 「うねり取りは、世間で言われる必勝法と違うし、やり方が抽象的で分かりづらい。」
  • 「努力次第で上手になれる方法と聞いたので、一生懸命がんばろうと思ったけど上手くいかなくて不安」

あなたは、このような悩みでこの記事にたどり着いたのではないでしょうか?

うねり取りは、株の値動きが一時点において、どちらに動くか当てられないことを前提にしたプロが好むやり方です。

うねり取りには、下記の技術介入要素があるので明らかに優位性があります。

  • 一時点において確率1/2はどの手法も同じ
  • 分割売買で平均取得単価を有利にする
  • ポジションの増減をコントロールする
  • 両建てにより安全にドテン・本玉維持・リスクヘッジすることができる
  • 分割売買以外でもコストダウンのツナギで取得単価を下げることができる

これらがプロが好む理由です。

うねり取りで勝てない理由は様々ですが、ひとことで言うと、本質を理解せず当てもの的売買が抜けないからです。

また、努力の方向性が間違っている可能性もあります。

こんな偉そうなことを言う私も、以前は当てもの的な考え方から抜けられず、うねり取りの本質に気づけない投資家の一人でした。

この記事では、私がうねり取りを身に付ける過程で、アマチュアからプロへ脱却した考えを元に書きました。

記事を読んで、考え方と行動を変えれば、うねり取りで勝つための準備が整うと自負しておりますので、最後までお付き合いいただけれと思います。

うねり取りの基本を守っていない

うねり取りを実行するには、下記の3種の神器と言われる道具を利用することが必須です。

  1. 玉帖をつける
  2. 場帖をつける
  3. 手書きでグラフを書く

ところが、この3つを実行している人は、ほとんどいないでしょう。

うねり取りを教えている商業的なセミナー講師、WEB記事でうねり取りのことを高尚に語っているブロガー、セミナー講師を真似ただけのYouTuber、誰一人として実行していません。

この3つを怠っていることで80%以上が脱落しているといっても過言ではないのです。


うねり取りは、下記の手順を踏んで行います。

  • 取引する銘柄を限定する
  • 場帖を付けデジタルな変動感覚を得る
  • 手書きのグラフで傾向を見る
  • 玉帖をつけながら実践する

これを古臭いだの意味がないなど言う人もいます。

この批判が愚かなことと理解するには、会社を例に出すと分かりやすいと思います。

あなたが務めている会社に新人が入ってきたとします。

会社が考えた成果が最も上がるルールについて、新人が「古臭いだの意味がない」と理由をつけて従いませんでした。

後になって、仕事が上手くいかないと相談してきたらどうでしょうか?

あなたはきっと、「あたりまえだ」と思うに違いありません。

うねり取りも同じです。

まずは、四の五の言わずに当たり前のことを実行しなければならないのです。

勝てる勝てないは、その後の問題というわけですね。

練習をしてない・練習という概念が分かっていない

うねり取りは、当てもの的売買と違って「ここで買って、ここで損切りして、この辺で利益確定する」なんて定義はありません。

というか、値動きの特性上、うねり取り以外でもそんな定義を付けることができるわけがないのですが。

多くの当てもの的売買の教祖(トレードを教えることで大金を稼いでいる者)は、後付けで解説するので定義があるように聞こえるだけです。

うねり取りは、正しい練習方法を知って正しく練習しなければ成果が上がるようになりません。

ところが、多くの人は練習という概念すら理解せず、2~3回やってできなければ屁理屈をこねて諦めます。

これは、サッカー選手を目指し、2~3日シュート練習をやってみて、できなかったから諦めるのと同じこと。

うねり取りは、机上の空論ではなく、練習することによって上手になっていく技術ものです。

金勘定ばかりして、努力を怠っている人は勝てるわけがありません。

それどころか、なぜ技術ものなのかさえ、理解できていないのです。

私も、うねり取りが技術ものだということに、本当の意味で理解するのに苦労しました。

いきなり難しいことをやろうとする

うねり取りの技術には、下記の上達過程があります。

  • ナンピン
  • 損切り
  • 乗せ
  • ツナギ

やり方だけでなら、正しい情報を発信している書籍や私のnoteを見れば分かります。

ただし、知っていても実際に練習しなければ絶対にできるようになりません。

正しい方法で練習した人が技術をものにしていく期間などの目安は、下記です。

  • ナンピンだけで1年は練習が必要
  • 損切りだけでも3年かかると言われている
  • 乗せは、平均単価が下がらない位置で実行するので難易度が各段に上がる
  • ツナギができる相場師の寿命は長いといわれるが、ここまで技術を昇華させなければならない

乗せとツナギは、ナンピンと損切りをモノにして、実践を続けていくうちに自然にできるようになります。

このように、うねり取りは市場に対して明らかに優位性がある手法ですが、練習が地味でつまらないものです。

これは、スポーツや将棋のプロが地味な練習を堅実に繰り返しているのと似ています。

こういった技術を順番に習得せず、いきなり難しい技術からはじめて損したからやめました~みたいな人があまりにも多すぎるのです。

それでは、勝てるわけがないのですね。

逆に、ツライ練習があるのでうねり取りを選ぶ人は少ないし、本物の情報を発信している人がほぼいません。

つまり、株式市場の中では競合が少ないとも言えます。

欲に目がくらんで値動きが激しい銘柄を選ぶ

うねり取りは、値動きが上下しないと利益を上げることはできません。

こういうと、初心者ほど値動きが激しい銘柄を選ぼうとします。

信じられないことに、WEB記事でも大きく波打っている銘柄を選ぶといった情報を発信している人もいるくらいです。

うねり取りの本当の実践者なら分かるのですが、値動きが激しい銘柄ほど難易度が上がります。

なぜなら、ナンピンの幅の取り方、損切りのタイミング、利益確定のタイミングのリズムが取りづらくなるからです。

これは、初心者が荒波を泳ぐことと同じと思っていただけると分かりやすいです。

今、上手くいってない人は、さざ波程度の穏やかな銘柄を選ぶといいでしょう。

そして、これは技術が上達した後も変わることがありません。

同じ利益をとることが目的なら易しい方がいいに決まっています。わざわざ、難しいことをやる必要はないのです。

だから、昔から地味で安定した値動きをしている銘柄を選んだほうがいいと言われています。

極端なことを言えば、100円幅をうねっているだけでも十分なくらいです。

逆に、大きなトレンドがでてくると、とくに初心者にとって難易度が上がります。

もちろん、大きなトレンドがでてもうねり取りすることは可能ですが。

テクニカル指標を使ってるうちは初心者

グラフはあくまでも傾向や波動を掴むものです。

本来、うねり取りでは、チャートに指標なんてものは入れません。

デジタル情報を表す場帖と傾向を掴むグラフを利用するだけです。

とくに、テクニカル指標を使ってシグナルを出すやり方は、全く練習にならないので無意味です。

ただし、はじめのうちは、移動平均線を使って値動きを感覚的につかもうとするのはアリだと思います。

しかし、うねり取りに合わせた本質的な使い方でなければなりません。

例えば、ツッコミを逆張りで買うときの分割売買をし始める大体のタイミングなどがそれにあたります。

最終的には、ローソク足も消して、手書きの折れ線グラフのみで取引できるようになることを目指します。

理由は、判断する情報を極限まで削ることで、最も優位性が高い取引をすることができるからです。

よくある間違い

初心者がうねり取りを始めようとしても、間違った情報に感化されて諦めてしまうことがあります。

私も色んな書籍を読んで、うねり取りは駄目なんじゃないか?と何度も考えました。

結論は、うねり取りがダメじゃなくて、ほとんどの投資書籍が実行不可能・もしくは机上の空論で解説していることがほとんどだと気づきました。

ここでは、初心者が遠回りしないように、ネットで見かけたよくある間違いについて解説していきます。

うねり取りとボックストレードをごっちゃにしている

最も多い間違いは、うねり取りとボックストレードをごっちゃにしている情報です。

ボックスの上限にきたら分割で空売り、下限にきたら分割で買いをします。

もっとひどい場合は、単純に逆張りすると説明するだけです。

本当のうねり取りは、サポート線なんてものを利用しません。

もちろん、私も他者に説明しやすいように利用することはありますが、実際の売買ではほとんど利用しません。

水平線を引くことで、当てもの的売買になってしまうからです。

例えば、ボックスの下限で買いを入れるということは、ボックスの下限で反発することを期待して当てようとしていることになります。

これは、当てもの的であり、変動感覚とは関係なく誰でも真似することができます。

もちろん、下限で止まるかどうかは1/2の確率なので優位性はありません。

つまり、うねり取りではないのです。

勘違いしてはいけないのが、往来の波動を観察して利益を得ることはうねり取りでもやります。

ボックスしかできないという情報が、明らかに嘘っぱちなのです。

無限ナンピンと勘違いしている

うねり取りが上手くいかない話には、リーマンショックで失敗したという話が必ず出てきます。

この話がでてくる理由の1つは、単純に損切りせず、無限ナンピンしていた”なんちゃってうねり取り投資家”がいたからです。

それまで、利益を上げていたのは、単純に損切りの練習を怠っていたものが地合いで勝てていただけの話ですね。

逆張りナンピンをうねり取りと勘違いしている人が多すぎます。

これでは、キツい下げがあったら消えるのは当然です。

というか、リーマンショックの地合いなら、本当のうねり取りをしてる人なら空売りを狙う絶好の場面でした。

オシレーター指標を使っている

オシレーターを使ってうねり取りをすればいいと考えている人がいますが、全く本質を理解していないと言わざるを得ないでしょう。

まず、オシレーターが表しているのは、一般的な理論です。

うねり取りは、一般的な値動きを学び、自分が手掛ける銘柄の癖を把握しなければなりません。

また、個別銘柄にあった変動感覚になります。

オシレーターを利用することは、変動感覚が全く身に付かないし、自分なりの分割売買の練習を放棄していることになるのです。

さらに、平均建玉を有利にするという発想ではなく、有利な位置で当てようと気持ちが強く出ます。

そうすると、言い方が悪いですがスケベエントリーが多くなって、かえって上手くいかないのです。

うねり取りの教科書

うねり取りは、正しいやり方と練習方法を知って、自分なりの方法を身に付けなければ進歩しません。

そもそも、世間の書籍では本物の情報が少なすぎます。

古い本は、真面目な本もそれなりにあるのですが、情報が古すぎるのと相場をかなり経験しないと分からないような難しい内容がほとんどです。

私のnoteでは、その欠点を補った解説をしていますので、興味がある方はご参考いただければと思います。