
この記事は、株とFXでトレーディングビューを使っている私が「トレーディングビューってどうなんだろう?」とか「有料版にしたら何かメリットあるのかな?」といった疑問を持ってる人向けに『Trading View』のレビューを書きました。
私は、現在有料版の1番安いProプランを利用しています。

はじめは無料版を使っていたのですが、有料版に移行した経緯を含めてレビューしていきますね。
記事の内容は、私のトレード手法での話なので、もしかしたら参考になる人とならない人がでてくるかもしれません。
あなたにとって有料版がメリットあるかどうかについては、実際に使ってみるのが一番手っ取り早いです。
トレーディングビューを初めて利用する人は、下記のリンクから申し込むと30日間無料ですべての有料機能が利用できるので試してみるのも一つ手だと思います。
30日間無料Trading View のキャンペーンページ
もちろん、30日利用しても自分に最適なプランが分からない人もいるでしょう。
この記事は、そういう人に参考にしていただければ幸いです。
※知りたい情報をピンポイントで探している方は、目次を開いて探してもらえると早いです。
証券会社のチャートがあるのにトレーディングビューを使っている理由
「チャートなんてどれでも同じじゃないの?」以前の私はこう考えていました。
ただ、証券会社のチャートだけでは、過去分析ができないので過去30年分表示されるパンローリングのチャートギャラリー(エキスパート)を併用していました。
トレーディングビューは、FXで多くのトレーダーが使っているのを見て試したところ、圧倒的な見やすさと使いやすさだったので利用するようになりました。
証券会社のチャートでは、過去の値動きをみるとき、上位足を見るか縮尺を小さくして全体を見るしかありません。
トレーディングビューを使えば、ドラッグしたり日付指定して過去のチャートを表示することができ、その位置で大小の縮尺が可能なので、そのデメリットを埋めてくれます。
また、私はFXのトレードをするとき、トレンドラインや水平線、移動平均線に価格が到達したらスマホのアプリから通知が届くように設定できるアラート機能を重宝しています。
だから、パソコンに張り付いてチャートを眺めていなくてもエントリーやイグジットの機会を失いません。
そして、一番のお気に入りは、マルチタイムフレーム分析で各時間軸で移動平均線を出すことができることです。
例えば、週足の20MAを日足や4時間足にも表示できるなどです。
あとは、株の玉帖をつけるときに便利なメモ機能です。

これは、トレードの反省をするときにも利用できるんじゃないでしょうか?
最後に、トレーディングビューはクラウドにデータが保存されているので、デバイスさえあればどこからでもログインできて保存しておいたチャートを見ることができるので、いちいち水平線などを描きこむ必要がないことにメリットを感じています。
寝る前とかは、ノートパソコンを枕元に置いて気になったらすぐに見れるようにするような使い方をするときもあります(メインはデスクトップ、他は大体スマホで値動きを見ています)。
無料版と有料版の違い(使ってて感じたこと)
では、無料版と有料版の違いを交えながら実際に私が使ってて感じたことをレビューしていきますね。
トレーディングビューのプランは、無料版とPro、Pro+、Premiumの4つがあります。
冒頭でも述べましたが私は一番安い有料プランのProを使っています。
広告と表示できるインジケーターについて
私が無料から有料プランに移った理由は、左下に表示される広告が段々うざくなってきたのとインジケーターを消して表示しなおすのが面倒になったためです。
左下の広告は、×を押せば消えるのですが一定時間経過するとまた出現する仕様です。
値動き自体は見えるので、表示させっぱなしでも問題なかったのですが、なんか気になる性格なので逐一消していたところ集中力が切れてこりゃいかんとなったわけです。
インジケーターは、同時に表示できるのが3,5,10,25(無料、Pro、Pro+、Premium)で無料だと3つしか同時に表示できなかったので、例えば、MACDを表示したいなってときは移動平均線を一つ消して表示させるみたいなことをしていました。
私の場合、各時間軸の移動平均線を表示させるのでいちいちインジケーターを呼び出して設定するのが面倒になったわけです。
ちなみに、水平線やトレンドラインなどの描画ツールは、無料でも全部使えました。
描画ツールは、時間軸を変えても反映されるし、きれいに表示されるので重宝しています。
価格帯出来高は、Proからの有料プランしか表示できませんでした。
テンプレートの保存の数と画面分割数
私の場合、手法は基本的に一つだからチャートのレイアウトは一つしか使ってません。
しかし、テンプレートの保存が便利って言っている人の方が多いです。
恐らく、2つ以上の手法を持っている人で別々にインジケーターを出現させたい人は便利かも。
例えば、移動平均線やMACDを使ったトレンド戦略とボリンジャーバンドやRSIを使ったレンジ相場戦略など分けてみたいときです。
画面を分割して表示して、レイアウトを一発で変えたりして使うのかな?
ただ、画面を分割できる数は、0,2,5,8(無料、Pro、Pro+、Premium)と保存できるテンプレートの数は、1,5,10,無限(無料、Pro、Pro+、Premium)になっています。
1回、画面を2分割してみたこともありましたが、確かに細かく見たい人には便利そうだあと思いました。

私の場合、保存できるテンプレートの数は、無料プランの1つでも十分ですがProプランの5もあれば十分すぎるかなっと思います。
カスタム時間軸
私のFXの手法は、スイングやデイトレで、株はうねり取りやつなぎ売買を使うのでデフォルトの時間軸で充分対応できます。
だから、カスタム時間軸を使っていません。
デフォルトで使える時間軸は、1分、5分、15分、30分、45分、1時間、4時間、日足、週足、月足です。
一番安いPro以上のプランなら、カスタム時間軸を使えるようです。
試しに2時間足作ってみました↓

インジケーターを重ねて表示
トレーディングビューには、インジケーターを重ねて表示できる機能がありますが、私は多くの指標を出さないので利用していません。
イメージとしては、MACDとストキャスティクスを重ねたり、ボリンジャーバンドを数値だけにして価格表示することによってチャートが見やすくする機能です。
MACDとストキャスティクスを重ねて表示させたらこんな感じです↓

過去に遡って見れるデータ量
「ここで差をつけるかあ、商売上手だなあ」って思ったのが、過去に遡って見れるデータ量です。
過去に遡って見れるデータ量は、無料版が1とするとProとPro+が2倍でPremiumが4倍になります。
これは、このレビューを書くときに気づいたのですが、確かに過去のデータが日足・週足・月足で2002年5月からしか見れなかったなあって思ってました。
日足・週足・月足だとPro/Pro+で大体19年2ヵ月分なのかな?
とすると、Premiumが38年4ヵ月分で無料が9年7か月分ということになります。
また、時間足だとそれより短くなってProの場合ですが4時間足で7年2ヵ月分、2年2ヵ月分みたいな感じでした。
トレーディングビューには、リプレイ機能があって過去のチャートを遡ってトレードの練習や検証ができる機能があります。
つまり、プランによって遡れる年数が変わるのでリプレイできる年数も変わるということですね。
アラームの数
アラームは、私が重宝している機能の一つです。
無料版で一つしか使えないときは、正直心許なかったですが、Proで10個設定できるようになってからは快適です。
私は、株でアラートを使わないしFXは短くても1時間足中心のデイトレなので10個で充分回せています。
この辺は、30日の無料期間でどのくらいの数が自分に合うか試せると思います。
ちなみに、Pro+は30個、Premiumで400個までアラートを使うことができます。
Premiumだけ別格みたいですね。
チャットルーム機能
私は、人の相場観を聞いたり参考にしないようにしているのでチャットルームを使いません。
もちろん、チャットルームを使っている人を否定しているわけではなく、みんなでワイワイやるのは自由だと思います。
Pro+以上は、自分でチャットルームを作って意見交換できるらしいですよ。
他の人が発表した記事みたいなのは、どのプランでも見に行けました。
地味にウォッチリスト無制限はありがたい
監視銘柄をウォッチリストに入れて、みたいときにすぐに呼び出せる機能は、無料版では1銘柄だけですが、Proからは無制限になりました。
監視する通貨と株の銘柄を合わせてもそんなに数は多くないのですが、無制限だと気軽にウォッチリストに入れられてありがたいです。
トレーディングビューは、株やFXだけでなくCFDや仮想通貨などたくさんあるし、いちいち検索するのが面倒くさいですからね。
ここまでの内容が有料と無料で私が気になった違いですね。
直注文するには?
トレーディングビューは、チャートシステムのみを提供している会社なので、証券会社のチャートのように、チャートから注文することはできません。
ただし、提携会社の口座開設すれば、トレーディングビューから各提携会社にログインすることでトレーディングビューのチャートから直接注文できるようになります。
提携会社一覧
- OANDA
- TradeStation(日本株取り扱いなし)
- Saxo Bank
私の場合は、今のところは直注文を使わずパソコンでトレーディングビューのチャートを見てスマホのみんなのFXのアプリから注文しています。
理由はスプレッドが狭く約定率が高いからです。
通常、発注と同時に約定します。
逆に、スキャルピングのように瞬間的に注文することが必要なら直注文できるように提携会社の口座開設をしてもいいかもしれませんね。
支払方法
トレーディングビューの支払い方法は、クレジットカードとペイパルです。
私は、クレジットカードを登録して年払いの自動更新にしています(年払いだと割引されるので)。
価格は、ドル表示されていますので、現在の為替を掛ければ日本円で大体いくらくらいか分かりますよ。
今のプラン(Pro)で不満な点
Proプランで大体満足しているのですが、不満な点もあります。
株式市場のデータが遅延する!
まず株の情報が少し遅延すること。
デイトレードをやらないので問題ありませんが、リアルタイムの株価を確認するときは、証券会社のチャートやアプリを利用しています。
遅延が気になる人は、リアルタイムデータの月額購読が必要で自分が監視する市場を別料金で支払う必要があります。
正直クソだなって思うのですが、トレーディングビューも配信権利を買っていると思うから仕方がないかなっと思っています。
証券会社の場合は、配信権利も手数料のような他の収益でペイできるからリアルタイムデータを配信できると思います。
各市場が月2ドルとかだったので、今後支障がでるようなら日本市場のリアルタイムデータを取るかもしれませんが。
FXの方は、遅延せずに動くので安心してください。
タブが2つ開けないし、違うデバイスで同時にみれない
Proプランでは、タブを2つ以上開いたり違うデバイスから同時に閲覧することはできないので、たまに不便だなって思うときがあります。
Pro+で同時に2台、Premiumで同時に5台まで違うデバイスからアクセスすることができます。
これ以外に、困ったところは今のところありません。
また、何か気づいた点がでてきましたら追加しますね。
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