
この記事は、スイングトレードにおいて、どのテクニカル指標を使えばいいのか迷走している人向けに書いたものです。
薄々気づいているかもしれませんが、どんなテクニカル指標を使っても勝ちやすい負けやすいはありません。
私の実感としては、個々の性格やトレード経験による成功や失敗体験によって、テクニカル指標との相性が決まってくると思います。
そこで、この記事では、実際に株式投資やFXで利益を出し続けている私の使っているテクニカル指標をおすすめとして6つ推薦させていただきます。
おすすめの理由と各指標でどの点を重視しているのかお話ししますので、これからトレードを始めようとしている人だけでなく、現在自分のトレード手法に迷っている人にもヒントとなる内容となっています。
【証拠画像】2018年12月までの株式投資の実績(現在2019年4月まで公開中)
前提条件として、株式投資を基準に解説をしていますが、FXやCFDなど価格が変動する金融商品すべてに応用できますよ。
1.終値

終値は、時間軸単位での最終的な取引価格を指します。
私の場合、数値そのものを重要視するというより、前日比や節目となる取引価格を気にしています。
終値は、誰でも確認している数値だとは思うのですが、きちんと意味を持って確認している人がどれだけいるでしょうか?
終値は、その時間軸単位の最終価格であり、すべての取引者が合意した最終価格なので最も重要な数値なのです。
2.トレンドライン

トレンドラインは、あまりにもメジャーなテクニカル指標です。
ただし、個々の投資家によって多少ズレが生じることから、厳密に指標と呼べるかは疑問に感じます。
しかし、昔から現在までトレンドラインの実用性は実証されているし、初心者でも簡単に引けることから取り入れるべきです。
これは、アナログで取引していた立会場からコンピューター取引に変わっても変わらず有効でした。
恐らくAIが台頭してきても変わらず有効だと考えています。
なぜなら、AIも過去の取引、経済状況を元に未来の取引価格を予想していくし、AIが得意なスキャルピングやデイトレードの世界ならトレーダーに対する騙しが有効ですが、時間軸が長ければ長いほど、だましが効かなくなるからです。
3.移動平均線

移動平均線は、終値では分かりづらい株価の位置と流れをすばやく確認することができます。
また、短期・中期・長期別に、現在の株価が上昇傾向なのか、もみ合いなのか、はたまた、下落傾向なのかを把握することができます。
移動平均線を使うことで、株価がどのくらい整理されてきたのか、また、どのくらい過熱しているのか、すばやく確認できるメリットがあるのです。
4.ローソク足

ローソク足は、時間軸内での取引がどのように動いたのか把握できるテクニカル指標です。
私の見解では、ローソク足は、意味を持つ場合と意味がない場合があります。
例えば、時間軸内での取引がものすごく多い場合と少ない場合では、多い場合の方がテクニカル指標としての信頼性が高いと言えます。
また、株価の位置が天井圏・底値圏・上昇、下降途中でも意味合いが変わってくると読んでいます。
そして、意味のあるシーンでのローソク足の形は、基礎として坂田罫線法を元に判断しています。
主に、エントリーやイグジストで重宝している指標です。
5.水平線

水平線は、現在の価格と過去の価格の位置を把握するだけでなく、ボックス相場を見極めるのに役立ちます。
また、含み損を抱えている人たちが、損を確定したり、押し目を狙っている人たちが買いに走ってくる可能性が高い位置を把握することができます。
すなわち、買い仕込みや利益確定のポイントを探るヒントになるんですね。
単純な指標ですが、かなり実践的なので重宝しています。
6.週足・月足
スイングトレードと言えば、日足を基準にトレードするのですが、それより大きな流れを把握するため、週足や月足も使います。
これを把握しておくと、買った株を長く持つべきか早めに利益確定しておくべきなのか戦略を立てることが可能です。
株価だけでなく、商品、通貨などあらゆる取引されて値動きがあるものは、フラクタルに動く性質があるのです。
大小を見極めて、週足や月足という大きな流れの中から見ると刹那な動きをする日足の中から価格変動を狙うスイングトレードにはかかせない指標です。
最後に
ここまでのテクニカル指標は、誰でも知っている基本的なものでした。
ところが、投資や投機初心者ほど、特別なテクニカル指標はないか?とか難しい指標の方が勝ちやすいのでは?と考えるかもしれません。
しかし、投資で上手くいっている人は、驚くほどシンプルな指標を使い、単純なことの繰り返し、自分のルールを守る、ニュースに振り回されないことを軸にしているのです。