株式投資の心理的節目を解説

この記事は、下記の悩みを持つ個人投資家向けに書きました。

こんな悩みを解決

  • 株の心理的節目について詳しく教えてほしい
  • 心理的節目をどのようにトレードに活かすのか知りたい

記事を読むことで、心理的節目について実践的な考え方を身につけることができます。

記事内容は、私が実際に検証したものだけでなく、実践のトレードで使っている考え方を基に書いたものです。

心理的節目とは何か?

心理的節目とは、科学的には根拠があるわけではないですが群集が意識するポイントです。

具体的には、区切りが良い価格・過去の安値・高値です。

こういったポイントでは、株価が転換したり、一旦上げどまったり下げ止まる場合が多いのですね。

では、どういった理由で群集に意識されるのか解説していきましょう。

区切りが良い価格

区切りが良い価格とは、言葉通り100円・500円・1,000円・5,000円・10,000円といった価格の節目のことです。

価格の節目の重要度は、各銘柄の株価によって変わってきます。

すなわち、株価が10,000円あたりの銘柄なら、10,000円の節目はもちろん、1,000円単位の節目も意識されるでしょう。

逆に、100円単位の節目は、あまり意識されないかもしれません。

ところが、500円前後の銘柄なら100円単位の節目は意識されることが多いでしょう。

このように、区切りの良い価格が株価のパーセンテージを占める割合が多ければ多いほど重要度が増します。

では、なぜ区切りの良い株価が意識されるのでしょうか?

簡単に言えば、普通の人が株を買う場合、現在10,587円の株価であれば、例えば10,000円まで下がったら買ってみようと判断するかもしれません。

しかし、10267円まで下がったら、または、9957円まで下がったら買おうと考える人は相対的に少ないからです(一部のプロはこのような買い方をする人もいます)。

このように、群集心理から考えると優位性があるので心理的節目の一つと言われるのです。

過去の安値・高値

株価は、企業価値や実体経済と乖離したり近づいたりしながら変動するものですが、それを基準に売買した場合、数年から数十年単位で見なければ、良い投資結果を得られることができません。

しかし、デイトレード、スイングトレード、ポジショントレード、または数か月から1年未満で取引して良い結果を残したい人なら、何かを基準に安い高いを判断する必要があるのです。

その時に、意識されるのが過去の安値や高値です。

例えば、過去ここまで下がって上昇したのだから、今回もそろそろ上昇するかもしれないとか、前は、ここまで上昇して下げたのだから、今回もそこまではいかないだろうといったように判断されるのです。

注意点として、これらはフラクタルに判断しなければなりません。

なぜなら、自分の期間足だけでなく、下位・上位の期間の安値・高値もそれぞれトレードする人によって意識されているからです。

強弱

私の経験や検証から言うと、意識されやすさの強弱は下記のように序列を作ることができます。

価格の節目弱<価格の節目強・安値・高値<押し安値・戻り高値

理由は、定かではないですが、価格に影響を及ぼすくらいので大口トレーダーは、節目弱で買いを入れるといった判断はあまりしないからかなと思います。

また、多くのテクニカル指標の基礎となっているダウ理論の元でもある高値・安値はかなり意識されています。

単純な安値と高値の上位版にあたる押し安値と安値の違いが分からない人は、下記のnoteでまとめた記事の内容に含まれていますのでご参考ください。

これらが分かると転換点の見極めにも役立ちますよ。

note【株式投資】私が使っているトレンド転換を見極める方法【本質論】

トレードへの活かし方

心理的節目がトレードに活かせる場面は、利益確定・仕掛け・損切りのすべての場面です。

すわわち、トレードのエントリーからイグジットまで役に立つ重要知識です。

利益確定

利益確定の使い方は、随分利益が出てきて、そろそろ利益確定がしたいけど、どのあたりで利益確定するのに優位性があるのか見極めるときに使うことができます。

例えば、10%上がったところで大きな行き詰まり線がでて、そこがちょうど前の高値や5,000円の節目だったとしたら、一旦利益確定しておこうといった判断ができます。

空売りについても逆の考え方が使えるでしょう。

仕掛け

仕掛け、すなわちエントリーの位置を探すときにも使うことができます。

株の基本を学んでる人なら、レジスタンスラインはサポートラインに代わり、サポートラインはレジスタンスラインになるという言葉を言えば、何のことか分かると思います。

アマチュアか実践家ではない人と見られる方が書いた記事なんかでは、レジスタンスラインを越えたら買い、サポートラインを割ったら空売りといった感じで解説している人もいますが、確実にプロの餌食となるでしょう。

もし、心理的節目をサポートやレジスタンスと意識するならば2度目のブレイクアウトを狙った方が良いです。

そのまま上昇していけば、縁がなかっただけとすれば何も損をしていないので、それで良いのです。

2度目のブレイクアウトについて分かりづらいかもしれないので、図にしますね。

心理的節目を使ったエントリー例

もちろん、この方法は、ほんの一例にすぎないので自分の投資システム作成の参考にしてみてください。

損切り

直近の心理的節目は、損切りラインにも応用可能です。

例えば、ダウ理論を心理的節目に応用すれば、上昇の場合、直近の安値を割り込まない限り、上昇が続くので、直近の安値を損切りラインに設定することができます。

心理的節目を応用した損切りラインの設定例

利益確定・仕掛け・損切りラインについては、心理的節目だけでなく、節目の組み合わせや他の指標との組み合わせをすると、より堅牢なものとなります。

それらを上手に組み合わせて、研究してみてください。

今回は、以上です。

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