SBI証券のレビュー

SBI証券をメイン口座に切り替えてから5か月経過したので、使い心地や他の証券会社との比較をレビューしていきます。

この記事の内容を読むことで下記の3つの悩みを解決します。

こんな悩みを解決

  • 取引手数料は他社と比べてどうなのか?
  • サービスにどんなメリットや優位性があるのか?
  • 自分が考えている投資法にあった証券会社なのか?

現在、私が実際に開設している口座は下記です。

  • SBI証券
  • GMOクリック証券
  • 楽天証券
  • サクソバンク証券
  • トレイダーズ証券

ネット記事を見ていると実際に口座開設して取引をしてるのかどうか疑わしい人がまとめたような記事が多かったのですが、それは怪しいと思うのでしっかり公開していきますね。

信用を担保するため今撮ったSBI証券アプリの口座管理画面のスクショを載せておきます(後で口座開設時のメールやSBI証券での取引履歴も公開します)。

SBI証券の口座管理画面

取引手数料の比較

投資家の損益に直接響いてくるのが、株式を実際に売買するときに発生する取引手数料ですね。

取引手数料が安いかどうかは、業界の相場が分からなければ判断できないと思うので私がSBI証券を口座開設する前にチェックしたように主要な証券会社と比較してみました(2020/9/29現在)。

SBI証券では、スタンダードプランとアクティブプランが用意されているので両者を比較対象にします。

スタンダードプラン

スタンダードプランは、1回の注文に対して、その都度かかる手数料のプランのことを指します。

株を買ったときに1回、その株を売ったときに手数料が1回かかります。

SBI証券の取引手数料

証券会社/売買金額(円)~5万 ~10万 ~20万 ~50万 ~100万 ~150万 ~3000万3000万超
SBI証券559911527553564010131070

※手数料は円単位で税込金額で表しています(2019/8/22現在) 、以下同じ。

主要他社の取引手数料

プラン名は、証券会社それぞれ色々な名前が付けられているので変わりますが、内容が同じスタンダードプランにあたるプランの取引手数料を表にしました。

証券会社/売買金額(円)~5万 ~10万 ~20万 ~50万 ~100万 ~150万 ~3000万3000万超
楽天証券559911527553564010131070
ライブスター証券5588106198440660660(~300万)880(300万超)
GMOクリック証券9696107265479580917977
カブドットコム証券999919827550万超(約定金額×0.09%+90円)〔上限:3,690円〕
岡三オンライン証券108108220385660110016250(~300万) ※1
マネックス証券110198275495※2※3※4※4 ※4
DMM株5588106198374440660 (~300万) 880(300万超)
SMBC日興証券137137198440※58801650(~200万)2200 (~300万) 3300(~500万)※6

※については、売買金額の区切りに若干の違いがあるのですが、ここでは関係ないので「【株式投資】初心者におすすめな証券会社【2020年最新】」という記事の同表下でまとめておきました。

プランの考察

まず5万円までの取引が55円なのは最安値ですね。

他の取引価格帯では、安値帯にはいますが集客を頑張っているライブスター証券や新興証券会社のDMM株のような会社の方が安いのが現実でした。

ただし、PTS取引を使うと取引手数料が5%安くなるので、その差は縮まります。

PTS取引とは、証券取引所以外で売買されている株式を取引できる仕組みなんですが、SOR注文を設定(手続きは不要)しておくと証券取引所と外で有利な株価を選択して約定してくれます。

下の方で売買記録を載せていますが、結構PTS取引で約定していたので取引手数料が公表されている数字より安く済んでいました。

アクティブプラン

アクティブプランとは、1日の取引価格の総合計に対して手数料が発生するプランです。

例えば、1日で241円の株を200株買い、1020円の株を100株買い、2400円の株を200株売った場合の合計は、628,400円の取引をしたことになります。

これに対して取引手数料がかかるプランと言うわけですね。

SBI証券

証券会社/売買金額(円) ~10万~20万~30万~50万~100万~200万
SBI証券00000※2※1

※1 100万円超:100万円増加毎に432円ずつ増加

※2 2020年10月1日より1日総額100万円までの取引が無料になります。

主要他社の取引手数料

証券会社/売買金額(円) ~10万~20万~30万~50万~100万~200万
楽天証券00009432200※2
ライブスター証券440660※31100
GMOクリック証券2343054388761283※4
松井証券000011002200
岡三オンライン証券0000880※6
マネックス証券※7

プランの考察

注目すべきは、DMM株は1日定額プランがないこと、ライブスター証券は、50万円まではすべて440円なので低価格帯の取引に優位性がないことです。

SBI証券はというと、ほとんどの価格帯で最安値、もしくは安値帯になっています。

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プランはどちらがおすすめ? 【正直迷いました】

私がSBI証券を口座開設したときに迷ったのがスタンダードプランとアクティブプランですが、多くの人が迷うポイントではないでしょうか?

まあ、プラン変更は、月~金(23:29)なら翌日適用されるし、土日に変更した場合は翌火曜日に変更されるので仮にどちらかを選択しておいて取引してみてから決めるのもありだと思います。

しかし、私もこの記事を書くまでは、最初に決めたスタンダードプランでほったらかしの状態でした。

あくまで参考ですが、私が5ヵ月取引してきた中で4~7月分の取引履歴を元にスタンダードプランとアクティブプランにどのくらい違いがあるのか計算してみました。

前提として、はじめての人も参考になるように現物株の買いと売りをベースに計算しました(画像をクリックすると拡大して見やすくなります)。

SBI証券での2019年4月から7月の取引履歴

私の手法は、独自に考えた貯蓄投資法というやり方で、一般的な手法で表すと、時間軸がスイングトレードと中期投資に近くて、地合いによって1週間に3~5回売買を繰り返す銘柄もあれば、1~3か月ほどキープし続ける銘柄もあります。

そして、SBI証券では現在600万円ほどを運用しています。

このくらいで、4月から7月のスタンダードプランの合計手数料は23,178円でした。

仮にアクティブプランで運用していた場合の手数料を計算してみたら30,851円だったので7,673円ほど節約できていたので良かったです。

また、月によって取引回数にばらつきがあったので月別でも計算してみましたが、やはりスタンダードプランで良かったです。

取引月4月5月6月7月
取引回数42回23回26回47回
スタンダード9,350円3,159円2,891円7,778円
アクティブ9,808円5,122円5,550円10,371円
差額458円1,963円2,659円2,593円

取引した日で最も多い取引回数は、1日3~4回で、たまに7,8回の取引があり、多いときは14回の取引がありましたが、14回の取引以外はすべてスタンダードプランで大丈夫でした。

私より取引回数が多く、少ない資金で回していきたい短期売買をする予定の人はアクティブプランがおすすめです(1ヵ月経ったら手数料の見直しを検討するのがおすすめ)。

できればマンガ喫茶のプランのように、自動切り替えにしていただければ安心ですが、システム上、難しいかもしれませんね。

これが、叶ったら多分、SBI証券さん一択かもしれません(笑)

私の場合、1回の取引ごとにかかるスタンダードプランの方が有利なので、取引手数料だけで言うと、単純に手数料が安いライブスター証券やDMM株の方がいいかもしれません。

ただ、メインの証券会社にしている理由は、このあとお話しする優位性や信頼性の面で安定しているからです。

まとめ

  • ライブスター証券・・・手数料が安い老舗証券会社
  • DMM株・・・手数料が安い新興証券会社
  • SBI証券・・・手数料が安値帯で多くの人が口座開設している

優位性

ここからは、SBI証券ならではの優位性だったことをレビューしていきます。

取り扱い商品が多い

SBI証券では、国内株式だけでなく米国株などを売買できる海外株式の銘柄数も多いし、多くの金融商品を取り扱っています。

とりあえず、国内株式だけでいいやって人にはあまり関係ありませんが、将来、他の投資にも興味を持つかもしれないし、そういった情報をキャッチしておきたい人にとって困ることがないでしょう。

  • 国内株式
  • 海外株式
  • 投資信託
  • 外貨建てMMF
  • ロボアドバイザー
  • 債券
  • FX
  • 先物
  • オプション
  • CFD
  • eワラント
  • 金・プラチナ
  • NISA・つみたてNISA・ジュニアNISA
  • 個人型確定拠出年金(iDeCo)

とはいえ、審査は別々なので国内株式が取引できる口座以外の手続きが必要ですが、書類審査合格後に同時申込みしておくと、一緒に審査してくれるので楽でした。

SBI証券で同時に申し込んだ金融商品
(メールボックス)

私は書類審査完了後、株式の現物口座以外に金・プラチナ口座、先物・オプション取引口座、CFD取引口座、FX口座、株式の信用口座を同時に申し込みました。

SBI証券なら夜間取引が可能

プランのお話しのところでもチラッと出てきましたが、SBI証券ではPTS取引( 私設取引システム )という証券取引所の外での取引も可能です。

これは、現物株で指値注文に限りますが、 毎営業日8:20~16:00(デイタイム・セッション)、17:00~23:59(ナイトタイム・セッション) の両方で取引が可能です。

私の場合は、指値注文と夜間取引を使わないので関係ないのですが、手法によっては利用したい人もいたいので有益なシステムだと思います。

ただ、SOR注文で自動的にPTSで約定してくれていた取引もあったので手数料が5%ほど安くなって得していたのは嬉しかったですね。

現在、夜間のPTS取引ができるのは、SBI証券のほかには楽天証券や松井証券くらいです(2019/8/22現在)。

ちなみに、SBI証券が提携しているシステムは、SBIジャパンネクスト証券株式会社が運営する私設取引システム「ジャパンネクストPTS」 です。

Tポイントは得しかないのですぐ登録すべきだった

この記事を書いてる1ヵ月前くらいだと思うのですが、Tポイントと連携するようなお知らせがあったのですが、そのまま放置でした。

記事を書く機会に確認してみたところ、国内株式の手数料の1.1%と投資信託の月間平均保有額に応じて0.1% or 0.2%付くとのことだったので早速登録してみました。

Tポイント登録完了画面

さきほど計算した取引手数料だけで23,178円あったので、本来なら、その1.1%にあたる254Pが付与されるわけですね。

まあ、そんなに大きくはないですが、そのポイントを投資信託の買い付けに100円とかでも回せるので、ないものだと思って貯まったポイントはそっちに回そうかなって思います。

IPO銘柄取り扱いが豊富

私は、新規公開株であるチャートが不確実なIPO銘柄を狙わないのですが、世間ではIPO株を狙う人も多いようです。

確かに、IPO株は短期的には上昇しやすい傾向があるので狙うのもありでしょう。

SBI証券のIPO取り扱い銘柄は、業界のデータを見ると毎年1番多いので狙いたい人にとってチャンスを察知しやすいと思います。

準優位性

ここからは、他社でも導入しているところも多いですが、一般的サービスとして良いものをレビューします。

NISA口座なら売買手数料が無料

非課税の優遇が受けられるNISA口座で、売買手数料までが無料になると実質無料で投資が可能になります。

少ない資金で資産運用やトレードの練習がしたい人におすすめですよ。

なお、NISA口座の売買手数料無料は、マネックス証券、楽天証券、松井証券、GMOクリック証券、DMM株といった主要ネット証券も取り入れています。

しかし、すべての証券会社が無料ではないので賢い選択をしましょう。

一般信用取引

一般信用取引とは、いわゆる逆日歩が発生しないメリットのある取引です。

逆日歩とは、簡単に言うと配当の逆で、権利確定日に空売りを保有していることで支払う手数料です。

貸株料は、通常の制度信用と比べて上がりますが権利確定日の値下がりリスクに対するヘッジ(つなぎ売り)やリスクを少なくした株式優待券の取得に使われることが多いんですね。

一般信用取引は、楽天証券、カブドットコム証券、松井証券でも使うことができますよ。

1株単位(S株・単元未満株)での取引が可能

私の手法の分割売買では、1株単位で取引可能なら高くて優良銘柄もリスクヘッジしながら購入できるのでかなり嬉しいです。

しかし、1株単位の取引は手数料が割高になり、リアルタイムで取引が成立しないので使っていません。

どちらかというと、あまり資金はないけど長期的に株を保有したい人にはおすすめです。

1株単位で買える証券会社は、SBIのほかにもマネックス証券やカブドットコム証券があります。

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信頼性

証券会社が倒産すると、私たちの資産は保証されますが、もし証券会社が違法行為を行っていて顧客の資産を流用していたなら物理的に保障できない場合があります。

そういった面で特にメイン口座を開設する証券会社の信頼性は重要だと思います。

ネット証券で口座数・売買委託金額が一番

データで分かっているのですが、SBI証券は主要ネット証券の中で口座開設数や売買委託金が一番多い証券会社です。

個人的な意見ですが、一番多いということは投資家から一番信用されているということです。

信用は、一朝一夕で築けないので、コツコツと企業努力を行ってきたことが推測されます。

そういうこともあって、現在の私のメインの証券会社にしています。

PCツールとアプリの使い心地は?

多くの証券会社が口座開設をした人向けに、PCで見れるツールとスマホで使えるアプリを提供しています。

どの会社のものを使っても遜色はないというのが私の感想です。

SBI証券のツールとアプリも問題なく使えています。

実際にインターネットで口座開設した手順

証券会社の口座開設は、1,2回やれば、めちゃくちゃ簡単にできるようになりますが、はじめての人だとややこしく感じると思います。

実際私がはじめて証券会社を開いたときも頭がパンクしそうでした。

口座開設の仕方は、各証券会社のホームページで懇切丁寧に書かれていますが、私もユーザー目線で情報を整理してまとめておきました。

手続きの方法

  • インターネットメイン+郵送(書類の通知のみ)
  • 郵送メイン+インターネット

必要な書類

  • 本人確認書類(免許証など)※代替えできる書類は申込のページに書かれています。
  • マイナンバー(通知カードOK)

手順1申込み

SBI証券の申込みページ 【PR】に行って、口座開設にすすむボタンを押します。

そうすると、個人情報入力欄があるので入力していきます。

迷うのがつみたてNISAかNISAの口座も同時に申し込むかどうかなのですが、簡単に言うと少ない資金で中期的な売買をする人はNISA口座を、NISA枠はつみたてていきたい人は、つみたてNISAを選択するといいですよ。

また、すでにどちらかの口座を持っている人は、申し込まないでOKです。

そうすると、本人確認書類とマイナンバーをアップロードするか郵送するか選択できるので、どちらかを選んで書類を提出します。

私は、iPhoneで写真をとってPCでアップロードしました。

あとは、登録したアドレスに申込完了のお知らせが届きますので審査を待ちましょう。

口座開設申し込み完了のメール

手順2書類審査と本人限定郵便の受取り

私は、インターネットで書類審査の確認をしたので審査完了のお知らせが4日後に届きました。

書類審査完了のお知らせ

同時に、本人限定郵便でIDやパスワードが書かれた書類が発送されました。

私は、お昼に受け取ることができなかったので、郵便局に取りに行って無事受け取ることができました。

その後、SBI証券にログインすれば、いよいよ取引できるようになります。

以上、SBI証券のレビューでした。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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