ローソク足の化け線の解説

この記事は、下記の人へ向けた内容となっています。

こんな悩みを解決

  • 化け線と本物の陽線の区別がつかない
  • 化け線が出現しやすい箇所や注意すべき点を知りたい
  • 化け線の本質が分からない

私の分析の結果、特に化け線出現率が高い場所を把握できたので記事を読むことで回避方法を知ることができます。

実際に私が行っているトレードでは、ローソク足が重要な指標の一つということもあり、日々研究しているので濃い内容をお話しできると思ってます。

前提条件として、株価の流れや位置を知っておくと化け線の出現位置について深く知ることができるので自信がない方は『【株価先読み】値動きの仕組みを完全理解【勝率アップ】』 という記事を参考にしてみてください。

基本

ローソク足の化け線の基本形

化け線は、下落相場の途中に突如大陽線が出現したものの翌日以降は下落していく形を言います。

簡単に言うとフェイクの大陽線が立ったことですね。

逆に上昇相場中に突如大陰線がでて、翌日から何事もなかったように上昇していった場合の大陰線も化け線と呼びます。

私の分析では、圧倒的に下落途中の化け線が多かったです。

しかも、初心者の方が思わず買ってしまいそうな位置で出現しやすいので記事を読むことで引っかからないようになっていただければ幸いです。

実戦での見極め方

下落途上の化け線は、圧倒的にデッドクロス後に出現しやすいという特徴がありました。

デッドクロスとは、移動平均線の短期線が中期線を上から下へ突き抜けた箇所を言います(私の場合は、5日と25日を利用)。

化け線のチャート例

化け線は、基本形のようにきれいに下げてきた後、1本だけ大陽線という場合だけでなく、上昇しそうに見せかけて下げるという大陽線だと認識するのが実戦的だと思います。

そして、それが起こりやすいのが大きな上昇後のデッドクロス後。

また、デッドクロス後2本のローソク足を合わせると大陽線となる場合も化け線になる可能性があるとみなすとフェイクに引っかかりづらくなります。

化け線が2本以上のローソク足の結合で実質大陽線となって出現したチャート例

2本のローソク足を組み合わせて大陽線とみなすなんて強引ではないか?と思われるかもしれませんが、デッドクロス後の数日間の動きを週足にすると1本の大陽線になり、それが化け線になっているというフラクタルな観点を持つと理解しやすいかもしれません(週足ではまだデッドクロスに到達していないと思いますが、たすきの下割れになるとみることができる)。

たすき線が下割れした形

上のローソク足の並びは、日足で見たデッドクロス後の数日で形成した化け線もどきの場面を週足で見た時にたすき線が下割れするイメージとなる例です。

また、数日上昇後の下げを化け線とみなすのは難しいのですが、下のチャートのように一気にポンと上げた場合は、見極めやすく本来の化け線の意図に近いと思います。

窓を開けて上昇した化け線の例

大陽線ではないですが、窓を開けて上昇した場合も実質大陽線なので化け線になる場合が多いですね。

ポイントは、デッドクロス後、移動平均線が追い付かないスピードで上昇した場合は、フェイクで下がる場合が多いことです。

基本的な解説書では、仕手筋関係が天井で利益確定をしたいので、デマやうわさを流して株価を上げたところを売りぬくとありますが、株価の需給が完全に読めない個人投資家もまだ上昇トレンド継続だと考えて買いに走りがちな場面でもあります。

逆に、天井っぽいところで売り抜けられなかった投資家がデッドクロス後まごまごしていたところ、株価が急上昇したので最後の売り逃げの場と思って売ってくるかもしれません(この場面でヘッジファンドたちが空売りを仕込んでくる場合も多々あるんじゃないかと思います。)。

買いの立場からだとアノマリー的に言うと3ヵ月上昇後、少し調整してもう3ヵ月上昇することも多々あるので、思案するところでしょうね。

もう一つ、化け線を見破る一つの指標として、大陽線が出たのに出来高があまり変わらない特徴がありました。

市場が見守る中、経験の浅い投資家たちの買いが先走って株価を上げて、上がったところを待ってましたとばかり多くの投資家が売りに走るといったところでしょうか。

化け線は、1日で上昇するので初心者だと買いがすごく入ったと思って乗り遅れないようにエントリーしやすいので注意が必要ですね。

ちなみに、上昇トレンドでの化け線は、少ないのですが、大きなニュースの場合に出現しやすいのではないかなあと思っています。

上昇トレンド中の化け線

上のチャートは、トランプ大統領が当選した時に出てきた上昇初期で結果化け線になったチャートです。

2016年の大統領選挙の際に共和党のトランプ氏が当選すれば株価は大きく下落して民主党のヒラリー氏が当選すると大きく上昇するとメディアやアナリスト達は、こぞって解説していました。

また、どこかのジャーナリストだかアナリストは、トランプ氏の当選は絶対にないと息巻いて解説していたの見たり読んだりした人も多いのではないでしょうか?

ところが、フタを開けてみればトランプ氏当選当日1日だけ株価が下げて、その後、政策に期待が持てたという後付けの理論が当たったかどうかは知りませんが、大きく株価が上昇しました。

このようなデマ・うわさに類するニュースが多くの人たち知れ渡った場合、結果としてチャートが化け線になることもあるということですね(イギリスのEU離脱選挙時も同じです)。

大統領選挙で誰が当選するかなんて、投票者一人一人に聞いても100%分からないのに(選挙当日気分を変えるかもしれないから)、アナリストの言うことなんて絶対に聞いてはいけない良い例だということです。

また、ニュースによる大統領選挙後の株価の動きも予想と真逆ですね。

彼らは、実際にマーケットにお金を払って損益で生活をしているのではなく、ニュース記事を書いたり、マーケットレポートを書いてお金をもらっているので、実践家ではありません。

まずは、そこから認識を変えることが脱初心者になる一歩です。

少々脱線してしまいましたが、化け線は、下放れ三手や下げ三法と似たような考え方ですが、それらが下落中期で出現しやすいのと比べて、下落初期で出やすい線なので、そういった特徴も抑えておくとトレードに役立てることができると思います。

以上でローソク足の化け線の解説を終わります。

なお、酒田罫線法を起源とするローソク足の基本的な動きや形は、その本質について理解していないと実践ではほとんど活かすことができないでしょう。

残念ながら、マイナスに作用することも多々あります。

ローソク足の本質と正当な酒田罫線法、そしてその弱点をカバーした売買法については、私のnoteで公開していますので参考にしていただければと思います。

noteローソク足の本質と酒田罫線法を使ったオリジナル売買法【株式投資】

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