ローソク足の明けの明星を徹底解説

この記事は、下記の人へ向けた内容となっています。

こんな悩みを解決

  • 明けの明星の形を確認したい
  • 明けの明星の投資家心理が分からない
  • 実戦での使い方が分からない

結論から言うと、明けの明星は、充分に下がったところで出現すれば、大きな相場転換になりやすい並びです。

しかし、転換と言っても長期上昇までは3ヵ月から1年かかる場合が多いので、自分の手法(短中長期)に合わせてエントリー計画を立てる必要があるというのが私の結論です。

注意点としては、下落が甘いところで出現した場合、フェイクに引っかかりやすいといったデメリットがありますね。

実際に私が行っているトレードでは、ローソク足が重要な指標の一つということもあり、日々研究しているので濃い内容をお話しできると思ってます。

前提条件として、実戦で使えるようになるのは、他のテクニカル指標と組み合わせて底値圏のあたりをつけられることです。

初心者の方からすると、底値なんて見極められるはずがないと思われるかもしれませんが、底値圏のあたりはどちらかと言えば易しいので、個人的には、はじめに研究しておいた方が良いと思ってます。

明けの明星の基本

明けの明星は、下記のような三本のローソク足の組み合わせです。

ローソク足の明けの明星の基本形

前日の陰線より大きく下放れて(窓を開ける・ギャップダウン)寄り付いた後、値動きが小さいまま引けて(※コマ)、次の日に上放れて陽線が出現した形です。

※コマは、陽線でも陰線でも成立します(下ヒゲが長い陰線コマの場合たくり線とも呼ばれますが効果は同じです)。

陽線の方がやや強いといったイメージですが、底値圏なら似たり寄ったりと考えていいでしょう。

また、明けの明星と似たような形で、捨て子線(底)がありますが、コマが十字線になっただけで、投資家心理はほとんど同じと見ています。

ローソク足の捨て子線(底)の形

投資家心理は?

明けの明星や捨て子線(底)の投資家心理は、実践的にも的を得ていると思っています。

大きな下落の後、さらに悪い材料(実際は原因を証明する手立てはない)が出たのか翌日に窓を開けて下げたが、寄りと引けが近い株価であるコマになっているということは、大きく売られたにも関わらず、売りが買いに吸収されたと見ることができます。

そして、翌日窓をあけて上昇した陽線がでると、いよいよ売り物がなくなってきて、買いが優勢に転換する可能性が高まったと読めます。

大きな下落の最後は、言葉は悪いですが今まで耐え抜いてきた未熟な投資家が投げ売りする場合が多く、さらに最後のトドメ的なニュースに反応した投資家が株を手放すことで売り方がいなくなるといった状況になります。

こういった状況下で安いと思った投資家の買いが入ることで明けの明星が出現すると推測できます。

実戦的な使い方

私は、明けの明星は、下落の最終段階かその後のもみ合いの底辺でたまに見られる形なので、他の指標と合わせて安値圏である証拠の一つが出たといったイメージで見ていったり、もみ合いの場合は、コマの時点で買いを入れたりします。

底値で明けの明星が出現したチャート
(しっかり下げた後、明けの明星でトレンド転換している典型的なパターン ※チャートの時点では大きなトレンドの転換かは分からない)
ボックス相場での明けの明星の買いエントリーポイント
(底値のボックス相場では大胆にコマで買い出動)

ここでは、深く触れませんが、コマで買うには明けの明星を予測するだけでなく、他のテクニカル指標と組み合わせたり、間違った方向に行ったときの対処法も考えてエントリーしています。

そうすることで、一歩手前で買いの玉を仕込むことができるんですね。

暴落時

今までの経験では、暴落後の底あたりでは、明けの明星が出づらい印象があります。

どちらかというと、逆襲線・抱き陽線・最後の抱き陰線系が多いんですね。

これは、簡単に理解できると思うのですが、激しく株価が下がると、短期的に安いと見た投資家が一斉に買いに走るので、少し戻すのです。

その戻しは一時的にすぎずまた下がるの繰り返しが暴落後の動きで、そこが底値圏であれば、やがて小さな波動を見せるでしょう。

暴落後は値動きが激しいので明けの明星が出現しづらい

つまり、暴落後の株価の動きは買いと売りの戦いが激しくなるので、値動きが荒くなるんですね。

フェイク

コマや十字線は、下落直後にも出やすく、明けの明星のような形が出現することも多いです。

下落直後の明けの明星がフェイクだったチャート

典型的な戻し売り(戻したところを空売りすること)の場面になるので、もしコマで買えたとしても翌日か翌々日に手仕舞ったほうが良いでしょう。

私は下落直後の戻しの陽線で買いを入れることはしてないですね。

もし、明けの明星で買いを入れるなら、陰線新安値やボリンジャーバンドなどと組み合わせて、セリングクライマックスを見届けてから買い出動します。

上昇トレンドで似たような形が出現するが!?

上昇トレンドの押し目(一旦トレンドと逆に動くこと)で明けの明星のような形が出現することも多々あります。

上昇トレンドの押し目で出現した明けの明星っぽいローソク足の並び

その後、上昇に転じていますが、投資家心理は全く違うので、違った見方で観察するといいでしょう。

大きく上がってきた場面では、買いそびれた投資家が押し目を待っていると同時に、下でエントリーした投資家の利益確定もあるので、一旦トレンドと逆行した後、再び上昇することが多いです。

逆に明けの明星は、大きな下落後のセリングクライマックスで出現するので、多くの投資家は絶望的でしょう。

期待と絶望、、、同じ形が現れるとはいえ、投資家の心理は大きく異なるのです。

なお、酒田罫線法を起源とするローソク足の基本的な動きや形は、その本質について理解していないと実践ではほとんど活かすことができないでしょう。

残念ながら、マイナスに作用することも多々あります。

ローソク足の本質と正当な酒田罫線法、そしてその弱点をカバーした売買法については、私のnoteで公開していますので参考にしていただければと思います。

noteローソク足の本質と酒田罫線法を使ったオリジナル売買法【株式投資】

以上、明けの明星の解説でした。

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