PEGレシオの解説

この記事は、PEGレシオの計算方法や考え方、そして実践的な使い方について学びたい個人投資家向けに書きました。

私自身は、PEGレシオを大型成長株のトレードをするときにファンダメンタルのスクリーニング機能として利用しています。

その手法を確立するまで研究を重ねましたので、その内容も合わせて解説していきますね。

PEGレシオとは?

PEGレシオの読み方は、ペグレシオです。

恥ずかしながら、最近までピーイージーレシオと呼んでいました。

PEGレシオは、予想されている成長率に対する現在の株価の織り込み度を確認できる指標です。

成長株の場合、PERがすでに割高の基準に達していることが多く、上昇余地を判断できない場合が多いです。

そこで、成長率とPERを使って成長株の割安度を見るために作られたわけですね。

いやー、これ考えた人すごいですね。

計算方法

PEGレシオは、意味と成長株の割安度を示す数値を知っておけば使えるのですが、計算方法を学んでおくと、導き出された数値を深く理解できるので、応用を利かすことができます。

計算方法は下記のとおりです。

PEGレシオの計算式

PEGレシオ = PER ÷ 予想成長率(今期予想EPS÷実績EPS)

予想成長率は、今期予想分だけでもいいですが2年分の予想EPSが出ているなら、その平均成長率を利用する方法もあります。

平均成長率は、実績EPSと今期予想EPSから出した予想成長率と今期予想EPSと来期予想EPSから出した予想成長率を足して2で割れば算出できます。

ちょっと分かりづらいかもしれませんので計算例を出しましょう。

計算例

例えば、PER25倍・実績EPS110円・今期予想EPS150円・来期予想EPS180円の企業があったとします。

今期予想のみで計算した場合

25÷[{(150÷110)-1}×100]=0.69 

[]内は予想成長率の計算

PEGレシオは、0.69倍ということになります。

来期予想を合わせた平均成長率で計算した場合

まず平均成長率を求めます。

今期予想成長率

[{(150÷110)-1}×100]=36.3%

来期予想成長率

[{(180÷150)-1}×100]=20%

平均成長率(36.3+20)÷2=28.2%

この数値でPERを割ります。

PEGレシオは、25÷28.2=0.88倍となります。

PEGレシオの数値は、1倍でちょうど株価が成長率を織り込んでいる状態にあたるので、両方とも、株価が成長率を織り込んでいないことが分かるんですね。

PEGレシオがマイナスは何を意味する?

PEGレシオは、業績が成長していることを前提に計算する指標なので、予想EPSがマイナスであれば数値がマイナスになってしまい計算することができません。

この場合、成長率投資として不適格を意味します。

ただし、保有成長株を手放すかどうかは、一時的な落ち込みの可能性もあるので、これだけでは判断しない方がいいかなと思います。

一方、実績EPSがマイナスで予想EPSがプラスの場合でもPEGレシオは、マイナスになります。

この場合、成長株でないとは言えません。

そういったときは、実績EPSがなぜマイナスになったのか?や予想EPSの数字は、今までの実績と比較して成長しているのかを総合的に判断する必要があるんですね。

PEGレシオの実践的な使い方

PEGレシオは、成長株投資の指標の一つとして利用するのが王道です。

小型成長株の場合は、収益性のほかにPERも低い方が爆発した時、株価上昇の恩恵を受けやすくPEGレシオだけに頼る必要はありません。

一方、大型成長株の場合は、すでにPERが高いことがほとんどなので、PEGレシオを使ってスクリーニングすると便利です。

PEGレシオは、海外投資家が重視する指標でもあります。

よって私の場合、海外投資家が6割を占める大型株の長期スイングトレード(ロングポジション)で使うようにしています。

長期スイングトレードは、日足の中波動狙いで1ヶ月から3ヵ月くらいの期間です。

エントリーや利食い、損切りポイントは、あくまでチャートを重視しますが、似たような形があるときにスクリーニングしています。

PEGレシオの目安

長期スイングトレードをするときのPEGレシオの目安は下記のとおりです。

  • 0<株価≦0.5→積極的に狙う
  • 0.5<株価≦1→狙える
  • 1<株価≦1.8→ほかになければ短期で狙える
  • 1.8<株価→買ってはいけない

PEGレシオが1以上でも狙えるのは、市場全体が過熱しているときです。

株価は、成長を織り込んだら下落に転ずるといったように理論通りには動かないことが多いです。

イメージとしては、市場全体を監視しながら、短期でこの過熱上げをとる感じですね。

ただし、基本は0<株価<0.7あたりを狙うようにしています。

PEGレシオがすぐに確認できるツール

PEGレシオは、バフェットコードにも載っていたのですが、情報が最新ではないし、IR情報を見て計算するのも面倒でした。

そこで、調べてみたら楽天証券で口座開設をしていれば無料で簡単に見ることができるし、スーパースクリーナーでPEGレシオの数値を設定して銘柄検索できることが分かりました。

下記の画像は、私が最近買ったビッグカメラのPEG(左)とスーパースクリーナーの機能(右)です。

楽天証券のアプリでPEGレシオをスクリーニング

この機能を使ってPEGレシオを簡単に調べられるようになったので、この指標を使いたい人は、楽天証券の口座を持つといいですよ(無料)。

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