日経平均株価の解説

この記事は、下記の人へ向けた内容となっています。

こんな悩みを解決

  • 日経平均株価を簡単に教えてほしい
  • 日経平均株価と個別銘柄の相関性を知りたい
  • 日経平均株価をトレードすることはできるの?

記事を読むことで、日経平均株価について株式投資をする上で必要な知識が得られるとともに、私の経験と学習した知識から日経平均株価と個別銘柄の動きの相関性について 知ることができます。

私は、実際にマーケットにお金を張ってトレードをしていて、日経平均株価についても毎日、チャートと格闘しながら研究しているので濃い内容をお届けできると思います。

日経平均株価とは?

日経平均株価とは、東証一部に上場している企業の中から代表的な225銘柄を選出した修正平均株価のことを言います。

ポイントは、225銘柄の株価を225で割った単純平均ではなく修正された平均株価だということです。

そのまま単純に株価を割ってしまうと、大きい株価の銘柄と小さい株価の銘柄の値動きのバランスが離れすぎてしまったり、株式分割した時などに不都合が生じます。

だから、計算方式としては、225の銘柄の合計÷24.966(修正するために計算された数字)といったように225銘柄の合計÷225でないのです。

相場についてレポートを書くお仕事をする証券アナリストを目指すのでなく、トレードや投資で実践的にお金を増やすことを目指すなら、日経平均株価の意味については、このくらいの知識で十分だと思います。

どちらかというと、実際に相場にお金を張る人にとって、これからお話しする日経平均株価を指数とした数値を元に日本株をどのように取引していくのかということの方が重要ではないでしょうか?

日経平均株価を取引したい!

日経平均は、225銘柄の株価を反映した数値なので本来取引できないのですが、一つ一つの銘柄を取引するより代表的な銘柄の指数を取引したいというニーズから自分でトレードするならCFDと先物で取引することができます。

CFDとは株価や商品の指数を取引対象にした証拠金取引で、先物取引とは、商品を対象にした期限付きの取引です。

※先物取引は、大豆やコーンなど将来生産される商品について流動性を担保(農産物を買い取ってくれる保証)したり、その担保制度による価格変動のヘッジをするために取引されますが、日経平均先物については、将来発生する価格変動を商品とみなして取引されるものとイメージしたら分かりやすいかな(個人的には実体がないと思うのですがニーズがあれば商品となるのが金融経済なんでしょうね)。

CFDで取引するなら、その中の日経225を選べばいいし、先物取引で行うなら日経225先物か日経225先物miniを選べば取引することが可能です。

CFDと先物取引の口座は、源泉徴収制度がないので株式口座とは別で開く必要があります。

初心者向けにまとめると、普通の株式口座では日経平均を取引できないということですね。

CFDと先物取引どちらかがいいとか日経平均指数を取引するメリットなんかは、また別の記事でお話ししますね。

私の経験と学習した知識に基づく個別銘柄との相関性

私が日本の個別銘柄を取引する際は、基本的にテクニカル指標を95%の割合で判断していますが、残りの5%にファンダメンタル指標を使っています。

その5%の一つが日経平均株価指数です(厳密では指数の動きですね)。

日経平均株価と個別銘柄の相関性は、普段は、連動して動いている銘柄とバラバラに動いている銘柄がありますが、勢いなどには違いがありますね。

重大なポイントは、暴落や暴騰した時です。

暴落や暴騰など日経平均が大きな変化を表した時は、連動株はもちろん、普段まったく違う動きをしていた銘柄でも一時的に影響を受けやすくなる特徴があるのです。

ようするに、ファンダメンタルの一つとして多くの人に意識されているということですね。

本来は、個々の企業価値と関係ないはずの日経平均が影響するということは、もしかしたらこれから経済が悪くなるかも、、、なんて投資家心理が一時的に働くのです(実際の景気とは、関係あるときとないときがあり、実際の株価は、実体経済を8ヵ月ほど前に織り込んでいると言われている)。

トレードへの取り入れ方

日経平均が大きな変化をしたとき、個別銘柄も連動することが多いという特徴は、いくら実体と違っても事実なので考慮しない手はありません。

ところで、日経平均に大きな影響を与えるのは、ここでは理由を詳しくお話ししませんが、NYダウと米ドル円の為替です。

これらを同時にチェックしておくことで、日経平均の変化を早めに捉えられることができるでしょう。

実践

具体的な日経平均の利用方法ですが、私の場合は、平時の場合は、現在日経平均が上昇・レンジ・下落のどのトレンドに位置するか、また200日線の上で動いているのか下で動いているのかで雰囲気を確認しておきます。

そして、上昇トレンドなら個別銘柄で買いが有利なテクニカルチャートを選び、下落トレンドなら空売りが有利なテクニカルチャートを選び、レンジなら短期売買に徹するか全く違う動きをしている有利な銘柄を選ぶようにしています。

そして、アノマリーや値幅変動から日経平均がそろそろ転換点を迎えそうだなって時は、玉を少なくしたり、エントリー銘柄を撤退して様子見をするようにしています。

それで、急激な暴落や暴騰があった時は、そのトレンドに乗っていくような形で取引を開始するのです(このときを捉えることでヘッジファンドや機関投資家の半歩だけ後でスタートしたことになり全体としては有利な戦いができるのです)。

以上、日経平均株価についての解説でした。

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