ネックラインを完全解説【ローソク足と終値での違いも理解できます】

この記事は、下記の悩みを解決したい個人投資家向けに書きました。

  • ローソク足を使ったチャートで、ネックラインはどこなのか知りたい
  • ローソク足を使ったチャートと使わないチャートでネックラインが変わるのか知りたい

ネックラインは、しっかりと理解した人による解説を聞けば、そんなに迷う必要がありません。

しかし、ネットに出ている情報は、結構あやふやなものしかなかったので、消化不良だった人も多いのではないでしょうか?

そういった人にも、しっかりと消化できるように、しっかりと解説しましたので、最後までお付き合いしていただければと思います。

ネックラインの定義

ネット記事や流布本で出てくるネックラインの定義と言えば、下記の2つのようなものではないでしょうか?

W底とW天井のネックラインの解説
逆三尊と三尊のネックラインの解説

これを見て、よしっそうかっ分かったぞ!と思い、チャートに戻ると、結局よく分からなかったと思います。

例えば、下記のラインチャートなら、どこにネックラインを引きますか?

ネックラインの練習用チャート

このチャートを見て、すぐにネックラインが引ける人は、問題ないでしょう。

先ほどの2つのネックラインの知識だけで、引こうとすると、多くの人が上手く引けないと思います。

なぜなら、上の2つの定義は、波動(値動きのうねり)の大きさを考慮していない解説だからです。

では、実際にネックラインを引いたチャートを見てください。

ラインチャートにネックラインを書いて例を示した

人によっては、押し目の高値更新にまでラインを引いているから違うのでは?と思うかもしれませんが、それは、今示している時間軸でしかチャートを見れていないからです。

先にネックラインの定義の結論を言うと、一つ前の高値、一つ前の安値を更新した、その高値や安値を引いたラインがネックラインになります。

もうちょっと厳密に言うと、一つ前の戻り高値と押し安値を基準としたラインがネックラインです。

そうすると、高値と安値の定義が分かりませんね。

相場は、理論通りにいきませんが、アマチュア向けに敢えて理論で説明するのなら、同じ波動の前の高値や安値を超えたり割ったところとなります。

分かりにくいかもしれませんので、図で表しますね。

波動の大きさごとのネックラインを解説した

チャートの見方が上手い人は、うねりをこのようにフラクタルに見ることができます。

そして、この大中小の波動(相対的なので定義はない)ごとにネックラインが引けるわけですね。

つまり、ネックラインが上手に引けるようになるには、大中小の波動が見えるようになる必要があるのです。

大中小の波動につきましては、YouTube動画で解説していますので、ご参考いただければ嬉しいです(参考になったら高評価ボタンやチャンネル登録していただければなお嬉しいです)。

大中小の波動の感覚がいまいち掴めない人は、移動平均線を利用するといいですよ。

下記の動画の中で、大体の波動の測定の仕方も解説しておきましたので、ご参考いただければと思います。

相場分析の仕方

株価がネックラインを超えたり、割ったりすると、相場転換する可能性が出てきたと読むことができます。

これは、ダウ理論のトレンド継続を否定する動きが根拠になっています。

ただし、一回りの上の波動も一緒にトレンド転換するとは限らないので、100%転換するわけではありません。

しかし、トレンド転換するためには、ネックラインを超えたり、割ったりする必要があるので、チャートを読む投資家や投機家にとって、それがいわば、登竜門となっているのです。

ローソク足チャートではどこを目安にネックラインを引けばいいの?

先ほどまで、終値を結んだラインチャートを例にとって解説しました。

しかし、多くの人がローソク足チャートを使っていて、ネックラインを引く基準が終値なのか、ローソク足の高値安値なのか迷うと思います。

私の見方は、小さい波動ほどローソク足の高値安値でネックラインを引き、大きな波動になるほど、大雑把に引きます。

例えば、中波動の場合、終値と高値か安値の両方を引き、その間をネックゾーンにしてみるわけです。

ローソク足チャートでネックラインを引いた時の定義解説

なぜなら、時間軸が大きくなればなるほど、価格のブレやあやふやさが生じるからです。

これは、ネックラインを越えたから、必ず転換するとは限らず、転換する可能性がでてきたかもしれないという感覚が前提となっています。

逆に、なぜ小さい波動をきっちりするかというと、ローソク足の中でもプレイヤーは戦っていて、相場は動いているわけで、一つ小さな時間軸なら少なくともきっちりと超えたり割ったりしてくれなければ、信頼するに値しないと考えるからです。

今回は、以上ですが、ネックラインの引き方を極めたい人は、水平線の引き方や考え方も学ぶと役に立つと思います。

水平線については、『水平線(ライン)の使い方と本質【株式投資】』という記事で学ぶことができるので、そちらも参考いただければ嬉しく思います。