株式投資の仕組み

私が株式投資と縁がなかったころ、株式投資はすごく賢い人たちが難しいことをして大金を稼いでいるイメージでした。ところが、実際に株式投資を始めてみると、なんのことはない、とても簡単な仕組みだと分かったのです。もちろん、株式投資でお金を稼ぎ続けることは易しくないのですが、仕組み自体は誰にでも理解できると思います。

そこで今回は、株式投資ってなんだか難しそうと感じてる人に向けに、私が株式投資の仕組みを学んだ際の疑問や悩みを踏まえて分かりやすくお伝えしていきますね。

そもそも株式って何?

株式会社というのは、普段、耳にすることが多いですが、会社という言葉の前にある「株式」とはどういう意味でしょうか?私が株式投資を学び始めたとき、この「株式」という言葉がピンときませんでした。

株は、会社が事業をするときに資金を集めるために発行するものです。出資者が会社にお金を払い込んで株を受けとり、将来、会社が利益を出したときに、配当金を受け取る権利が得られます。「株式」の「式」という言葉の意味はたくさんありますが、この場合、方式や形式という意味が妥当です。

つまり、株式とは会社の事業に使う資金を集める仕組みということになるんですね。また、会社に出資してその見返りを受けられる権利を指します。

ところが、このことを理解しても、どうも「株」という言葉と「事業の資金集め」という意味が繋がらず違和感がありました。なぜ、株という言葉が資金集めなのか?これは、言葉の由来を調べると納得がいきました。

日本では、株という言葉の由来は、株分けからきているそうです。株分けとは、植物の株分けのことで、大きくなった株は分けることができるようになり、分けた株はまたそれぞれ増えていきます。このことから、江戸時代に出資比率に応じた分配金を得られる権利を株式と呼ぶようになりました。株の由来については、前後にエピソードがあるのですが、このことを知って腑に落ちました。

このエピソードを詳しく知りたい人は、Manegyニュースという媒体の『「株」の語源』という記事をご参照ください。

すべての会社に投資できるの?

昔の私は、株式会社であれば、どこの会社の株も買えると思っていましたが、そうではありません。

日本には、多くの株式会社が存在しますが、一般的に株式投資と言えば、証券取引所に上場している企業の株を売買することになります。証券取引所とは、投資家が上場企業の株を自由に売買できるマーケットのこと。そして、上場企業とは証券取引所の厳しい審査を通過した会社のことを言います。

日本証券取引所によると、2021年8月2日時点で日本の上場企業は3,786社。この数は、日本の会社の0.002%ほどの数なので、どれだけ審査が厳しいか想像できると思います。

逆に、証券取引所に上場していない未上場会社の株を取引きすることはできません。厳密にいえば、知り合いや親族から会社に出資してくれと頼まれれば、株を引き受けることができます。しかし、買った株を売るには取締役会の決議など色々と制約がかかるし、しょっちゅう、そういう機会に恵まれるわけではないので現実的ではありません。未上場の株を買って、将来、上場企業になるなど、プレミアム価格がついた後、売却する手法は、ベンチャーキャピタルといわれる投資会社が行うことが多いんですね。

ここまでの話は、細かい制度の違いはあれど、海外株式でも同じです。

どこで株を買えばいいの?

株式の売買は、証券会社を通じて行うことができます。証券会社から売買できるようになるためには、証券口座を開設しなければなりません。このとき、初心者の方からよく相談されるのが証券口座と銀行口座の違いです。

簡単に言えば、証券口座は株式を取引するための専用口座、銀行口座はお金を単純に預けておくための口座です。だから、銀行口座だけ持っていても株の取り引きをすることはできません。だから、株を取引するには、新たに証券口座を開設する必要があるんですね。

証券口座を開設すると、ホームページやスマホのアプリ、パソコンにインストールできるチャートシステムのどこからでも好きな銘柄を売買することができるようになりますよ。

証券口座の開設は無料で、年会費などの維持費もかかりません。もし、あなたが株式投資を始めたいなら、まず証券口座を開設することから始める必要があります。おすすめの証券口座については、『初心者におすすめな証券会社』という記事を読んでいただければすぐに分かります。

リスクリターンの仕組み

利益発生の仕組みは、とても単純で簡単です。

証券取引所に上場している会社は、マーケットで価格がついています。株式投資の世界では、上場している会社のことを銘柄といい、価格を株価と呼びます。株価は、マーケットが開いている間、投資家によって取引されていますので刻一刻と変動しています。そこで、あなたが買った銘柄の株を買値より高く売れば利益が出ます。

例えば、1株1000円の銘柄の株を100株買って、1100円で売れば、価格差100円の利ざやが得られるので、100株×100円で1万円の利益になるわけです。

1100(売値)-1000(買値)=100(円)(利幅)

1株当たりの利益が100円で、100株投資したので100×100=10,000円(利益)

余談ですが、この利益をキャピタルゲインと言います。

逆に、あなたが買った株を買値より安く売れば損が出ます。例えば、1株1000円の株を100株買ったあと、950円で売却すれば5千円の損が出ます。

1000円(買値)-950円(売値)=50円(損幅)

1株当たりの損益が50円で、100株投資したので100×50=5,000円(損益)

買った株が値下がりする、、これが株式投資のリスクというわけですね。利益と損益についてはこれだけです。この辺は、物を転売するときと同じなので、なんとなく想像できる人も多いんじゃないでしょうか。

もう一つ、株式を保有することにより配当金をもらうことで受ける利益があります。配当金がもらえる日は、年に1~2回ありますが、権利確定日という日に株を保有して入れば、あらかじめ企業が決定した配当金をもらうことができるんですね。配当金で得た利益は、インカムゲインと言います。

ここまでのことを理解すれば、株式投資の仕組み自体の知識はばっちりです。もし、あなたが株式投資を始めるなら利益を出すための知識を勉強しなければなりません。勉強の仕方については、『株式投資の勉強法』という記事でお伝えしていますのでご参考いただければと思います。