
この記事は、下記の人へ向けた内容となっています。
- 上昇相場の押し目が分からない
- グランビルの法則3番の買い場でいつも失敗する
- 上昇トレンドで効率よく利益を上げたい
記事を読むことで、上昇トレンドでの押し目を理解できるので、効率よく利益を上げられるようになると思います。
実際に私がお金を張ってエントリーしている経験と分析に基づくポイントをお話しするので濃い内容を提供できると思います。
上昇トレンドの種類と攻略方法
書籍などを参考に上昇トレンドを攻略するというと、すべて同じ攻略方法が通じると思って、実際にエントリーしたが思ったより利益がでないなんてことはありませんか?
それは、上昇トレンドに種類があることを認識していないからかもしれません。
私が分析した結果、上昇トレンドには以下の3パターンがあります。
- うねりをつけながらの上昇トレンド
- 傾斜がなだらかな上昇トレンド
- 急激な上昇トレンド
そして、トレンドが長期になると上の3つが複合したパターンになりやすいので、今どのような状態なのか把握してからそれぞれの戦略を立てると押し目を逃さずエントリーできます。
注意点として、『誰も語らない株式投資の本当のリスク【始めるべきかこれで判断】』でも語りましたが、特に上昇トレンドでは、底値圏からの幅が大きく、下落に転じた際の下落幅が非常に大きくなる可能性があります。
つまり、損切りが必須になってくるということです。
損切りについても、私がやっている方法で恐縮なのですが1つのやり方として参考にしていただければと思います。
①うねりをつけながらの上昇トレンド

底練りから上昇に転じた際に見られる上昇トレンドで、投資家の間にまだ不安が残っているのか、上昇すると利益確定が繰り返されて、やや深い押し目を付けます。
上の図ですとエントリーポイントは、①②ということになるのですが、25日線を割ったあたりで止まるような動きをした場合にエントリーしています。
しかし、そのエントリーポイントは、デッドクロスを形成している場所でもあるので、上昇トレンドと予想できる場所であるか?下値はしっかり固まったのか?損切りラインを決めてエントリーできるか?といった点に注意しながらエントリーすることになります。

5日線を終値がN字のような形になったり、逆三尊の形をとると下げ止まる可能性が高いので、それを参考に下値が固まったことを確認してからエントリーします。
損切りラインは、転換しただろう場面の数日前につけた安値(下ヒゲor終値)に置いています。
もう一つ、①からの上昇のような傾きが少し急になった上昇になると②の場面で、25日線を割り込まず跳ね返ることも多々あります。
いわゆるグランビルの法則買い場③ですね。

ここでの跳ね返りやすい形は、主にローソク足で判断しています。

よく出るのが抱き線や捨て子底ですが、下げ止まりを表すローソク足の形に優位性がある場面だという印象があります。
損切りラインは、ローソク足の底や下ヒゲ、25日線割れなど、相場の流れに合わせて設定しています。
②傾斜がなだらかな上昇トレンド

傾斜がなだらかなゆったりとした上昇トレンドでは、上がったり下がったりしているけど、緩やかに上昇が継続して、気がついたら結構上がってたってことが多々あります。
グランビルの法則を参考に押し目を待っていても、それらしい押し目がこなくて「押し目待ちに押し目なし」という格言を噛みしめながら眺めている人も多いのではないでしょうか?
そこで試して頂きたいのが13日移動平均線をチャートに出すことです。

そうすると、上手い具合に13日線で押し目を付けて跳ね返るのが分かるので、そこでエントリーします。
損切りの方法や跳ね返りの形は、うねりをつけながらの上昇トレンドの5日線が25日線を割る前に跳ね返るローソク足の形と似ているのでそれを参考にしてください。
基本的に、買いに有利な形ではありますが、上がったり下がったりするので、短期間で利益をとる作戦も有効ですよ。
③急激な上昇トレンド

ボラティリティが高くあっという間に上昇してしまう傾斜が非常に急な上昇トレンドがありますが、上昇後は、怖くて手を出せない人もいるのではないでしょうか?
こういった上昇は、小さな調整幅でエントリーしたり5日線タッチで勇気をもってエントリーするのがポイントです。
酒田五法では、小幅調整は、1日~5営業日であることが多く、特に3日以内の再上昇が多いと語られています。
だから、下ヒゲをつけた陰線や5日線タッチでエントリーをします。
下のチャートは、エントリーの一例です。

基本的に前の陽線のローソク足の安値を損切りラインにしていますが、それを少し割って跳ね返る場合もあるので、5%下がったら終わりといったように、パーセンテージで損切りラインを決めてる人もいるらしいです。
頂上でのエントリーは失敗に終わりますが、その数日間の伸びが非常に激しくなってますね?
そういった場合は、行き詰まり線の本質なのですが、バイイングクライマックスとなる場合が多いので、強引にエントリーせずに他の銘柄の日柄が浅い部分を攻めていった方がいいかなと思います。
また、窓を開けて上昇した場合でもボリンジャーバンドの2σにあたったり抜けたりすると調整が入りやすいので、そういう場面での陽線エントリーは、数日の調整を待たなければいけないことから、時間効率とメンタルに悪いのでエントリーしないように気を付けてくださいね。
今回の記事内容に加えて、さらに優位性のあるエントリーゾーンについては、私が書いたnoteの「株式投資で高値掴みと安値売りを避ける考え方とそれを視覚化する方法」という記事でまとめましたので合わせて読んでいただけたらと思います。
無料ゾーンだけでも株の価格の本質について気づかされるものがあると思います。