株式投資のインカムゲイン

株式投資のインカムゲインだけで生活できるようにする方法はあるのか?そんな疑問にお答えします。

結論から言うと、ある条件を満たさないとインカムゲインだけでの生活は難しく、キャピタルゲインも考えるべきです。

記事を書いている私は、株式投資やFXでインカムゲインの特徴を押さえつつキャピタルゲインで利益を出し続けています。

参考記事

【証拠画像】2018年12月までの株式投資の実績(現在2019年4月まで公開)

そのため、インカムゲインについて深く研究して実践を繰り返してきました。

記事の内容は、結論についての理由になるのですが、私の研究と実践に基づいたものとなっているため、株式投資についてレポートを書いてお金をもらっている評論家とは一味違う実践的な切り口となっています。

株式投資のインカムゲインは2つある

インカムゲインとは、金融商品を持っていることで得られる利益のことを言います。

株式投資のインカムゲインは、保有している銘柄の会社からもらえる年1~2回の配当金が挙げられます。

株式投資のインカムゲインと言うと、この配当金だけが例に挙げられることが多いのですが、実はもう一つ貸株というものがあります。

貸株は、持っている株式を証券会社に貸して、その利子を受け取る制度です。

この貸株は、空売り制度に使われるのです。

関連記事【図解】株式投資とFXの空売りとは?【すっきり簡単解説】

貸株のリスクは、配当金と同じように、保有株の倒産になりますが、それ以外にもう一つあります。

それは、証券会社の倒産です。

証券会社が倒産すると、株式や入金されているお金の場合は、証券会社の帳簿を別にしてあるので全額保証されます。

しかし、貸株の場合は、証券会社の帳簿に載るので一般債権者として返済を受けることになるのです。

もちろん、倒産会社の財産内からの返済になるので、元本保証はありません。

だからもし、貸株を考えているのなら、証券会社を分散しておくとリスクヘッジになりますよ(特に大きな資金の場合)。

余談になりますが、配当金と貸株の利益以外に株式優待券というのもありますが、あれは、株に興味を持ってもらおうとする企業努力なのでレジャー的な意味であり、私はインカムゲインと認めません。

そんなのにお金を出すのなら、配当金を増やすべきだとすら思います。

したがって、インカムゲインを考えるときは、この配当金と貸株の制度を念頭に計算しましょう。

注意!米国株が良いという観点はズレているのではないか?

最近よく、米国株は日本株より高配当だからインカムゲインを大きくゲットするため口座開設しましょうといった広告や記事を見かけるようになりました。

しかし、中身を見てみると、控えめに言っても煽りすぎだと思います。

確かに、ダウ平均と日経平均の利回りをみると、わずかにダウ平均の方が上回っているので平均的には利回りが高い会社が多いように見えるでしょう。

しかし、我々が投資するのは個別銘柄で平均なんて関係ありません。

日経平均やJPX400だって似たような配当の会社はいくらでもあります。

では、なぜ米国株が魅力的なのか?

これは、キャピタルゲインを考慮しているからです。

キャピタルゲインとは、譲渡益、つまり安く買って高く売った時に得られる利ザヤのことです。

この根拠を示す下の2つのチャートを見てみましょう。

NYダウ工業株30種平均の過去30年分のチャート
NYダウ工業株30種平均月足チャート( 1988~2019)

NYダウは、過去30年間、途中踊り場がありましたが、右肩上がりの上昇トレンドです。

一方、日経平均株価は?

日経平均の過去30年分のチャート
日経平均月足チャート(1988~2019)

バブル崩壊から15年間下落トレンドが続いて、レンジを形成していますね。

チャートだけを見ると、現在の株価(2019年8月現在)は、これから上昇トレンドに入るかもしれないといった位置にあります。

このように、米国株のうまみは、日本株よりやや高い配当金と期待値の高い値上がり率にあるでしょう。

だから、インカムゲイン狙いなのに、思考停止に米国株が良いだろうという考え方は危険です。

インカムゲインなら、生き残るだろう企業を厳選して長期間保有しているのが基本(もちろん途中で銘柄変えすることもある)となるから、自分で納得のいく情報を取得する必要があるのです。

アメリカの情報をしっかりと取得できるような人ならいいのですが、単純に証券会社の広告に踊らされて儲かりそうだからやってみようでは危ないんですね。

本題!配当額を検証

では、実際にどのくらいの配当金でどのくらいの年間収入があるのか検証してみましょう。

配当金の利回りの計算の仕方は下記です。

配当利回り(%) = 1株当たり予想配当金 ÷ 株価 × 100

計算の仕方は、こんな感じですが、配当利回りの計算なんて証券会社のツールを使えばみられるので覚える必要はありません。

お題は、インカムゲインで暮らしていけるのか?ということなので、配当された収益は生活費に回すことを想定します。

つまり、複利は想定しません。

投資額300万円の場合

早速計算してみると、例えば300万円分の配当利回りが3%の銘柄の株を持っていると1年間で得られる利益は、300万×3%で9万円になります。

5%なら15万円、7%なら21万円ですね。

これでは、霞を食べて生きていかなければならないので普通の人は生活できません。

投資額3,000万円の場合

では、単純に投資資金を10倍の3,000万円にしたらどうでしょう。

3%なら90万円、5%なら150万円、7%なら210万円ですね。

なんとか、パートやフリーターの年収くらいになりました。

投資額5,000万円の場合

では、5,000万円ではどうでしょう。

3%なら150万円、5%なら250万円、350万円です。

5%以上あればなんとか生活できるかもしれませんね。

年収600万円を得るには?

逆に、年収600万円くらいになるように利益を出すのはどのくらいでしょうか?

まず、1億5,500万あれば3%の配当で年間596万5千円の配当収入が得られます。

これは、5%でも7%でも複利がないので、ほとんど変わりません。

とすると、1億5,500万円ちょっとあれば、インカムゲインで生活が狙えるわけですね(約20%税金で持っていかれることから厳密には480万円くらいになるので、もっと投資資金が必要かもしれません)

どちらにせよ、これだけの投資資金を用意するのは、普通の人ではとても無理ですね。

遺産相続で大きなお金を手に入れた人は可能かもしれませんが、中々そうはいきませんね。

結論

株式投資のインカムゲインだけで生活するには、大きな資金が必要です。

よって、例えば2000万円くらい投資資金がある人なら、インカムゲインを少し考慮に入れた値ざやを狙う中長期投資がおすすめです。

値ざやを狙うというと聞こえが悪いですが、企業経営のビジョンがいいのにみんなから認識されていないときに、将来の成長を見込んだあなたが投資するということなので、むしろ王道です。

ただし、2000万円すら投資資金に回すお金がない人なら、リスクが増えますが、積極的にキャピタルゲインを狙っていく必要があります。

キャピタルゲインのリスクについては、投資スタイルによって変わってきますが、しっかりと勉強すれば堅実な運用も可能ですよ。

以上で今回のお話しは終わりです。

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