
この記事は、下記の人へ向けた内容となっています。
- 株式投資の勉強法が知りたい
- 株式投資で資産運用を始めたいがどうすればいいか分からない
- 株の勉強が意味ないって聞いたけど本当?
- 株式投資を始めたいけど資格って取ったほうがいい?
記事を読むことで、上記の疑問が解決できて個人投資家になるための株式投資の本質的な方法が分かります。
この記事の筆者である私は、株式投資の評論家ではなく実際に市場にお金を入れて売買をしている実践家です。
【証拠画像】2018年12月までの株式投資の実績(現在2019年4月まで公開)
この記事の内容は、評論家目線ではなくて現場で戦っている人間の話なので、もしかしたら、他のブログに書かれている当たり障りのない内容と一線を画しているように感じるかもしれません。
世の中には、株式投資で利益を出してないのに語っている人や本をちょっと読んで広告収入のためだけにブログを書いている人も散見します。
はじめにこれらの人の話を鵜呑みにすると、実際に利益を出せるようになるまで遠回りすることになるし、運良く利益を出してもどこかで資産を大きく失くすことになるでしょう。
また、そこまでたどり着くことなく、投資の世界から去っていくものも多いです。
これは過去に証券会社系の本で読んだ記憶の統計ですが、実際に個人投資家の参入・撤退は目まぐるしいらしいです。
推測するに、本当の情報が埋もれていることが原因の一つではないかなと思います。
誰からどんな情報を取得するかをよく考えて行動しないと投資の世界では生き残ることができません。
そのあとは、孤独に自分で検証を繰り返していくのです。
証券アナリストから学べるのは普遍的な事実だけ
よくブログや本で証券アナリストという権威性をチラつかせて書かれた内容が散見されますが、情報の取捨選択を誤らないことが大事です。
証券アナリストは、経済や株式投資の仕組みなどの知識を深く勉強して、証券業界などの実務経験がなければなれません。
業界では、難関のエリート資格です。
しかし、証券アナリストの仕事は、マーケットを評論することで実際にお金をマーケットに入れて利益を出して飯を食べているわけではありません。
例えば、スポーツ解説者は、ものすごい知識がありますが、実際に今現在行われている試合にでても恐らく勝てないでしょう。
つまり、株式投資で利益を出しているかどうかは、証券アナリストであるかどうかと何の関係性がないのです。
だから、彼らのお話しを聞くのは、誰が語っても変わらない株式投資の用語だとかルールについてに留めておく必要があるのです。
稼げているかどうか分からない人から、利益の出し方を聞いても意味がないですからね。
ちなみに、趣味や遊びでやるのでなければ、勉強=利益の出し方でなければ株式投資の勉強として意味を成しません。
あなたは実践家になりたいのか?それとも評論家になりたいのか?
投資というと多くの人が深く勉強しなければならない、または、経済を完璧に理解した人でないと始められないとやたらかしこまる人が多そうです。
逆に、何も勉強せず始めてしまう人もいますが、こちらは論外ですね。
個人投資家を目指すなら、まず運用益を上げることを1番に考えるべきです。
評論家になりたいなら、証券アナリストのように深い勉強が必要ですが、個人投資家なら投資する対象のみに絞って勉強すればよくて効率的です。
ここまでの内容は、あなたの投資人生を左右するほど重要なことなので心に刻んでおくといいですよ。
私の尊敬する昭和の実践的な相場師の一人である立花義正さんは、このことに気づくまで10年近くかかりました(実際にはもう少し深い気づきですが)。
当時は、情報が少ないし実践家ではない似非投資家ばかりで、本物の実践家と出会うまでかなり時間がかかったようです。
本物の勉強を始めたころから、彼の成績は伸びて生涯で確か7億ちょっとの資産を一人で築き上げました(昭和の時代なので今ならもう少し上)。
若いころは、太平洋戦争に行っていたので、スタートが40歳すぎてでしたが、すごいですね(もちろん、PCがないのでチャートは手書きで電話注文の時代ですよ)。
まずは株式投資の基本的なルールと用語を学ぶ
株式投資の基礎ならちょっとかじった程度の人でも語ることができるので新しくて分かりやすい本なら何でもOKです。
まずは、マンガ風の本でもいいので基礎とルールが書いてある本を軽く読むことです。
ここで注意することは、実践的な本を選ばないことで。
生まれてきたヒナがはじめてみる生き物を親と勘違いするように、その手法が投資の価値観となってしまうからです。
一度ついた価値観を変えるのは並大抵のことではありません。
まずは、基礎的な用語と株取引のルールを覚えることに専念します。
しかし、この基礎は、本を何回も読んだって、畳の上で水泳の練習をしているのと同じで空想のものです。
普遍的で基礎的なルールは、すぐに取引開始しなくてもいいので、実際に口座開設してアプリやPCでいろいろ触りながら、覚えていくのが最速ですよ。
基礎を覚えるのは、これが一番効率いい方法だと思います。
関連記事【株式投資】初心者におすすめな証券会社【2019年最新】
私の場合は、絶対にプロになりたかったので、ネットで基本的なことを少し学んでいきなり30万円くらいのセミナーにお金を出して学びました。
のちに、いろんな本を読んで知識を肉付けしていった感じになります。
ただし、多くの人がいきなり大金を払ってセミナーに参加するのは敷居が高いと思いますので、先ほどの方法が最も効率的かなと思います。
また、ブログの特性上、情報がテーマごとに分かれますが、このブログでも基礎を学ぶことができます(単なる基礎を並べて書くのは価値が低いと思うので実践的な見解を述べながら書いておきました)。
勉強する内容は手法によって変わる
株式投資の用語やルールを覚えたら、次は実際に自分がどのようなタイミングでエントリーして、どのように利益を出すかを学びます。
いわゆる投資手法と呼ばれるものです。
ところが、投資手法は数多く存在しています。
昔から使われている投資手法は、どれをとっても優秀なものが多く、どれを極めても利益を出すことができるようになるでしょう。
その中から自分に合ったものを選ぶ必要があるのです。
なぜなら、自分に合った投資手法ではなかった場合、メンタルが崩れルール通りにトレードや投資をできなくなってしまうからです。
投資で9割以上の人が負けている?(実際に私がデータを取ったわけではないので分かりませんが)と言われているのは、決めたルールを守れないメンタルが大きく影響しているのです。
今はピンとこないかもしれませんが、これは投資において最重要です。
具体的な投資手法の選び方は、自分の環境に合わせるのがポイントです。
自分の資金や性格、投資に携われる時間、リスクの許容範囲で決めるといいでしょう。
勉強を開始するとき、どの投資手法にするのか決めてからスタートしないと二度手間・三度手間になってしまいます。
例えば、時間軸の短いデイトレードをする予定なのに、経済の勉強ばかりしていても効率が悪いです。
この場合は、デイトレードの本や実際に使う厳選したテクニカル指標のみの勉強を始めるべきです。
後は、実践と検証の繰り返しになるでしょう。
ポイントは、一つの有益なやり方を学ぶと決めたら極めるまで辞めないつもりで勉強したほうがいいことです。
実践家でないものが勉強方法を語るとテクニカルもファンダメンタルもごっちゃまぜに勉強するべきと語ることが多いが遠回りするので信じないほうがいいです。
学ぶべきことは深い知識ではなく、実践につながること。
ニュースや経済知識は、億以上を投資する資産家で超長期投資する人でないと意味がないし、短中トレードならテクニカルに9割ほど比重を置いて勉強するのが結果を出す近道なんですね。
残りの1割は、例えば決算日の動き、日経平均と個別銘柄との連動性、景況感で動く銘柄、ディフェンシブ株などの動き方といった実践的な面をテクニカルの後に勉強するイメージです。
関連記事【最初が肝心】株の投資スタイル【自分に合ったやり方を決める方法】
株式投資で利益を狙うなら資格をとっても意味なし
株式投資を趣味として捉えるのではなく、資産運用のために学びたいなら資格をとる意味なんて全くありません(試験費用で資産が減るだけ)。
ところが、実践家でないものは、必ず世界経済が~とか政治が~とマクロな視点から勉強するべきと語ります。そうすると、資格の勉強をして世界のことを良く知ってから始めたほうがいいのでは?と思うわけです。
これは、私の個人的な意見ですが、義務教育の影響を強く受けた真面目な方ほどこの感覚になってしまうのではないかなあと思います。
もし、あなたが個人投資家になりたいのなら、実際の現場であり、すべての情報が織り込まれたチャートから状況を判断していくミクロ視点からのアプローチが実践的です。
近所のハンバーガー屋でバイトをするのに、お店のメニューのレシピを覚えるのを後回しにして、世界の有名レストランの料理本を一生懸命勉強しても何の役に立たないことと同じ感覚です。
誤解を恐れずに言えば、経済の仕組みを知らなくても株式投資はできるし、勉強しまくっても利益を出せないでいる人は大勢いるでしょう。
例えば、証券アナリストは評論するのが仕事で、経済知識もものすごくあるのに、どうして株式投資の専業家にならないのか?ということを考えればピンとくると思います。
もちろん、評論が好きだからって方もいらっしゃると思いますが、経済知識がある=株式投資で上手くいくという図式が当てはまらないことをその職業の存在で明らかにしていると思いませんか?
これらを誤解したまま勉強を始めるから、株式投資を難しいものであると神聖化して、多くの人が遠回りして挫折するんですね。
中には、株式投資の勉強が意味ないと吹いて回る人もでてくるわけで(この言葉の本質は違ってキャッチコピー的な面も持ち合わせている)。
極論言えば、明日の株は上がる下がるの二パターンしかないものをごちゃごちゃ考える勉強法は向いていません。
シンプルなことを絞って勉強していくのが吉。
株式投資の資格をとるのは、証券会社や銀行への就職、投資顧問になりたい、アドバイザーになりたい、趣味といった目的がある人向けで、株式投資を勉強して利益をあげたい人は、実践的な勉強と分析にエネルギーを使ったほうが効果的です。