株価の周期について解説

この記事は、下記の悩みがある個人投資家向けに書きました。

こんな悩みを解決

  • 株価の動き(波動)には周期性のようなものはあるの?
  • 波動に周期があるとしたら、どのように使うの?
  • 暴落を当てることは可能か?

結論を言うと、株価の動きにはある程度の周期がありますが、きっちりしたものではありません。

たとえ周期があると分かっても投資やトレードに使える見方ができるようになるまで実践では使えないでしょう。

また、多くの人が暴落は当てることができるのか?という疑問があると思いますが、きっちり当てることはできません。

しかし、波動の周期性と買いと売りの需給バランスを解読しようとするチャートの見方をしていれば、そろそろ来るかもしれないなというアタリをつけることは可能になります。

今回の記事では、その理由も含めて株価の周期について私の実践経験と検証・研究結果を元にお話ししていきますね。

前提条件として、ネット記事には、経済の先生や優秀な評論家の方がすばらしい記事を書かれていますが、この記事は、実際に株式投資で利益を上げるためにどうすればいいのか?という読者が切望しているだろう実践的な観点から書いていますので、評論家やアナリストになりたい人向けではないことをご留意ください。

株価に周期はあるのか?

三月またがり六十日という投資格言は、トレンドは3ヵ月続き、転換が浅ければもう3ヵ月続くという意味です。

昔から株価には、一定の周期があり、相場師たちはそれを利用して利益を上げてきました。

この三月またがり六十日は、ちょうど人間の時間間隔が許せる需給の動きで、これがベーシックな波動だと言えます。

ダウ理論の”主要なトレンドは3つの段階から形成される”というのもこのくらいの値幅と時間的感覚を言っています。

しかし、実はトレンドの大きさや日柄は、ベーシックな波動だけでなく、ベーシックな波動の内部でも同じことが言え、ベーシックな波動を一部とした一つ上の波動でも同じことが言えるんですね。

これがフラクタル構造です。

よって、株価に周期はありますが、周期を使った株価の流れは少なくともエリオット波動のような分析の仕方をしないとランダムウォークに見えてしまうのです。

エリオット波動を勉強したことがない人でも、波動には大中小の波があって、周期を観測するときには、これらを区別して見られるようにしなければなりません。

大中小の波動については、下記の動画で解説していますので参考にしていただければ幸いです。

注意点

株価に周期があるといっても、すべての銘柄がきれいな周期を見せるとは限りません。

例えば、一定の周期が確認できても材料で動きやすかったり、人気化した銘柄、仕手株、出来高が極端に少ない銘柄は短期的に大きな変動をします。

周期を考えた取引をするのであれば、こういった銘柄を避けて、なるべくきれいに動く銘柄を選ぶといいでしょう。

自分がきれいに動いてるなと思う銘柄は、得てして自分の変動感覚に合ってる可能性が高いのです。

周期を使った実践的なチャートの見方

周期があることが知っていても、それがどのように実践に活かせるのか理解して実行できなければ、絵に描いた餅です。

チャートで周期を見るときは、まず自分がどの波を捉えるのか意識します。

すなわち、小さい波を狙っているのに大きい波をとれるわけがないし、大きい波を狙っているなら小さい波を無視しなければなりません。

自分が狙う波動が決まっていれば、一つの銘柄に、およそ、どのくらいのポジションを持つのかエントリー前に想像できるので、その銘柄にどのくらいの資金を投入するのか決めることができます。

そうすれば、自分の投資システムの売買回数を最大化して機会損失を回避することができるのですね。

周期の分析は、日柄と値幅を計算してチャートに書き足すといいですよ。

トレード

短期売買になればなるほど、周期が分かっても株の値動きが分からなければ、利益を上げることは難しいです。

そして、3ヵ月波動を狙う中期売買ならうねりどりが安定して高いパフォーマンスを発揮しますよ。

トレードは、基本的な周期性を意識しながらエリオット波動を使うとやりやすいです。

別にこれは、エリオット波動でなくてもいいのですが私が使っているやり方はこれで、一応のガイドラインがあるので、初期の目安にしやすいのです。

暴落は周期+きっかけで起きる

暴落とは、急激に株価が下がることですが、これは買いの勢力が最大化した6ヵ月上昇後に起きやすいです。

この周期は、昔から分かっていることで、人間の欲望は今も変わらないことが分かります。

いや、AIの台頭や情報伝達の速さから、浅い日柄で急激に下がることが多くなったのでは?と思われるかもしれませんね。

確かに、一理ありますが、まだAIや情報伝達技術が発達していない時代でも同じような動きをしていました。

結局、6ヵ月も上昇すれば、含み益を抱えている人が多くなり、特に確実に利益を上げたい機関投資家は利益確定のチャンスを伺っています。

しかし、下手に早く利確すれば、彼らが抱えているお客さんに何をしてるんだ?とクレームを入れられるわけです。

そうすると、できる限り株を保有しようとするのですが、何か景況感へのリスクや地政学リスクのような事件が起きるとそれをきっかけに大口投資家が次々と利益確定していくのです。

実は、悪い・良いニュースというのはいつでもあるのですが、悪いニュースでも買い勢力が多ければ、押し目底をつけて上がっていくのです。

だから、すでに買い勢力が弱まり利益確定のきっかけを探しているような場面であれば、いつでも暴落の危険があるのです。

これが起こりやすいのが、大体上昇6ヵ月あたりとうわけですね。

これは、日経平均の月足チャートを自分で検証していただければわかりやすいと思います。

月足なら、3本陽線がでると1本押して、6本上がると暴落といった感じが多いことが分かるでしょう。

ただし、金融政策によるバブル時には、7,8か月上昇することも多いので、それも合わせて検証してみるといいですよ。

周期性を使った対策

ここまでの解説から、長期ポジションを持つやり方の人でも周期に気を付けて利益確定した方がいいということが理解できたと思います。

これは、区切りをつけるというのですが、アマチュアの長期投資家は、本当にこの区切りのつけ方が下手な人が多いように見られます。

すなわち、株は持っていれば永遠に上がると勘違いしているのですね。

確かに、人間社会が発展していくというなら、1000年持っていればパフォーマンスが高くなるかもしれませんが、あくまでも自分が生きていて、お金を使える範囲で資産を増やさなければ意味がないですからね。

それでも、やはり途中は上げ下げを繰り返しながら上昇するものです。

そして、短期売買の人は天井圏で深追いしないことです。

総合的には、どんなやり方でも、3ヵ月・6ヵ月の周期に気を付けて、そのあたりでは、いつでも逃げられる体制をとっておくことが大事です。

たとえ、自分が利食いした後に、株価が上昇してもマイルールを守っていれば、長い目で見ると、やはりそれが正解だと気づくでしょう。

”マーケットには頭と尻尾をくれてやれ”ですよ。

今回は以上です。

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