株の短期売買で勝てない人の解決策

この記事は、株の短期売買が上手くいかなくて、下記のような悩みがある個人投資家向けに書きました。

  • 自分のやり方に限界を感じてしまった
  • 有料情報を買っても上手くいかずお金が減っていくばかり

記事を読むことで、売買成績がぐっと上がるというわけではないですが、自分の考え方の根底を見直す良い機会になり、長い目でみると成長のきっかけとなると思います。

私の短期売買は一番短くても日をまたぐスイングトレードですが、考え方については、デイトレでも同じだと思います。

手法についても、実際に利益度外視でマーケットにお金を投じて色々実践しているので、より多くの人の悩みが分かります。

自分のやり方に限界を感じる理由と対策

書籍やネットで、ある程度勉強したのに、売買がうまくいかなくて悩んでる人は、投資ルールが明確でなく、過去の分析をしっかりとしてない、もしくはできてない可能性が高いです。

なんとなく、本やネットで集めた情報で取引しているので、似たような形でエントリーできるけど、その後の動きがイレギュラーになった場合、対応できずに損切りしてしまうことになるのです。

本やネット記事の情報は、あくまで基礎的部分の解説しかできないし、応用的なやり方が書いてあっても、それは自分で考えたわけではないので、それ以上の進歩がないのです。

だから、こういう手法が自分にあっているというものを見つけたら、必ず、過去分析を繰り返してから、実践しなければなりません。

一方、過去分析をしたのに上手くいかない人は、やり方に問題があると思います。

まず、分析の大前提として、エントリーポイントだけでなく、損切りラインや利益確定の位置がトータルでどこが最適なのか見ていく必要があります。

それをすることで、エントリーが最適と思った箇所でも上手くいかない場合があることが分かります。

そうやって、自分に合ったオリジナルの手法が出来上がっていくのです。

投資ルールの作り方の基本は、動画でも解説していますので、ご参考いただければと思います(チャンネル登録や評価ボタンを押していただけると励みになります)。

過去分析をしていると、勉強した手法の上手くいく場面にばかり目が行ってしまいますが、それと同じくらい失敗する場面を見つけることが大事です。

そうすることで、損切りラインに達する前でも、今回はダメっぽいなと分かったり、今回は、少し粘った方が良さそうだということが分かってきますよ。

上手くいかないところも注意深く分析して、最大ドローダウンを明らかにするってわけですね。

また、一回の分析では、気づかないこともあるし、最初は誰でも分析能力が低いので良い結果が出ないことが多いでしょう。

だから、実践では、最小単位で取引しながら経験と検証を繰り返すのです。

手法の勉強⇒検証⇒実践⇒検証を繰り返せば成長していくので、基本的に手法の限界で悩むことはないんですね。

手法の限界で悩む人は、短期の動きが投資家心理で動いていること、検証の仕方、トレードの知識が足りない、この3つがそれぞれ欠けているので、積み上げていくといいでしょう。

とはいえ、これらは、一朝一夕で積みあがるものではないので、毎日少しずつ努力するしかありません。

有料情報を見て同じところで取引しているのに勝てない

投資システムというのは、個々で最適解が変わってきます。

有料情報には、悪徳情報を除いて、有益な情報が含まれていることも多いですが、自分にあったオリジナルの方法になるまで昇華させないと上手くいきません。

なぜなら、他人のシステムは、その他人の知識・経験・メンタルが左右されて機能するものだからです。

だから、そういったものは、あくまで自分の投資システムのヒントにするために見るつもりでなければなりません。

自分は、同じところで取引していると思っていても、相場は、形だけではなく大小さまざまにフラクタルな構造になっているなど、他の要因があるからです。

同じところでエントリーしていると思っても、有料情報の使い手からすると違うところでエントリーしているということが多々あるのです。

また、有料情報一つのやり方しか知らない人は、知識に偏りがあり、他のトレーダーがどういったポイントで売買するのか分からないので要注意です。

あなたが、絶好の買い場と思ったところが、誰かにとって絶好の売り場であるということもでてくるでしょう。

短期売買は、テクニカル中心になるので、テクニカル取引をしている人のコンセンサスが多いだろうところがくるまで我慢して狙うのがコツです。

一つの手法しか知らない人は、コンセンサスが一致するところを捉えることも分析で見つけることも難しいでしょう。

もちろんこれは、色んな手法を使って取引しろということではありません。

自分の手法を研ぎ澄ますために、他の手法も知識として勉強しておくという意味です。

今回は以上です。

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