
この記事は、「株式投資を初めてみたいけど、どこの証券会社を使えばいいか分からない」こんな個人投資家志望の方の悩みを解決します。
記事を読むことで、初心者でも仕組みが分かりやすいおすすめな証券会社を知ることができますよ。
記事を書いている管理人トモカズは、株歴5年目(寝る間を惜しんで勉強しました)になりますが、評論だけをしていたり利益を出せていないのに株を語っている人間ではなく、実際にトレードをして利益を出し続けています。
【証拠画像】2018年12月までの株式投資の実績(現在2019年4月まで公開中)
その私が、右も左も分からなかった初心者だったら、どの証券会社を選ぶのか書きました。
前提条件として、トレードをしたい人向けに総合証券と比べて圧倒的に手数料の安いネット証券を比較してピックアップしています。
総合証券は、手取り足取り親切に資産運用を教えてくれます。
しかし、これからトレードで自分の資産を運用していく人なら、手数料が安い方が有利なのはもちろん、自分の力で情報を収集できる力を身につけていってほしいからです。
ぶっちゃけ大手のネット証券ならどこでもいいが
最近では、大手ネット証券のサービス均一化が進んできているのか取り扱うニュースに、ほとんど差がなくなってきました。
また、通信障害が心配な人もいるかもしれませんが、大手のネット証券なら安定しているので、通信障害リスクについては、個人投資家目線で言えば、どこも似たようなものです。
そうすると、やはり売買手数料の優劣で証券会社を選ぶことになるのですが、初心者なら注意すべき点もあります。
手数料が割安と宣伝されてるが、、、
証券会社の勧誘ページなどを確認すると多いのが、売買手数料10万円までの取引手数料が業界最安値などといった謳い文句です。
これから株式投資を始めようとする人だと、とりあえず手数料の安い証券会社を探すと思うのですが、少しだけ注意して選んだほうがいいです。
まず注意すべきは、自分が取引する売買代金のこと。
例えば、1500円の株を最小単位の100株で買った場合、売買代金は15万円ですね(1500円×100株)。
1500円の株と言うのは、例えば日経225やJPX400といった優良の格付けを受けている銘柄ならザラにあります。
逆に、数百円で動いている銘柄は、現在そんなに多いとは言えません。
そして、証券会社の勧誘ページを見ると売買手数料が~10万円以下なら〇円といった安い金額が書かれていますが、参考にすべき人と参考にならない人に分かれます。
例えば、自分が数百円の低位株を中心に取引したいと決まっているならいいのですが、どのくらいの金額で取引するのか決まっていない人なら、他の金額での売買手数料も比較して決めたほうがいいからです。
私もはじめて株式投資をする際に、よく分からなかったのが、この手数料体系でした。
とりあえず、証券口座を開設するのは無料なので、間違って開設したとしてもなんのペナルティもありませんが、自分が納得していない手数料が取られるのは、なんだか気持ち悪いものです。
そこで、ここからは、大手の主要証券会社の手数料(2019/8/1現在)を比較して、どういった人がどの手数料の証券会社がおすすめなのかお話ししていきましょう。
信用取引や信用買いでの手数料比較はしなくていいのか?
信用取引は、株を借りて行う空売りとお金を借りて行う信用買いがあります。
ところが、株式経験が6ヵ月以上なければ信用取引をするための信用口座を開設することができないので、はじめは考慮しなくても大丈夫。
恐らく、信用取引の手数料まで考慮すると頭がこんがらがってきます。
1つの口座を開いてみて、実際に現物取引でのトレードや投資を6ヵ月やってみた後、信用取引をするかどうかを判断してから考えても遅くはありません。
もしかしたら、最初の6か月間で挫折するかもしれないし、ずっと現物取引でいいやってことになるかもしれないので、まずは絶対に必要な現物取引だけを基準に選んだほうがいいのです。
現物取引での手数料比較
証券会社で設定されている現物取引の手数料プランでは、約定した都度、手数料がかかるプラン(通常コースなどといった名前が多く、これが一般的)と1日の合計金額によって手数料が変わるプラン(定額プランなどといった名前が多く、ネット証券の発展に伴いできた)があります。
これらも手法や資金によって優劣が変わりますので、両方を比較検討していきます。
1回の取引ごとに手数料がかかるプランを選択した場合
※手数料は円単位で税込金額で表しています(2021/3/23現在)。
証券会社/売買金額(円) | ~5万 | ~10万 | ~20万 | ~50万 | ~100万 | ~150万 | ~3000万 | 3000万超 |
SBI証券 | 55 | 99 | 115 | 275 | 535 | 640 | 1013 | 1070 |
楽天証券 | 55 | 99 | 115 | 275 | 535 | 640 | 1013 | 1070 |
SBIネオトレード証券 (旧ライブスター証券) | 55 | 88 | 106 | 198 | 374 | 440 | 660(~300万) | 880(300万超) |
GMOクリック証券 | 96 | 96 | 107 | 265 | 479 | 580 | 917 | 977 |
auカブコム証券 | 99 | 99 | 198 | 275 | ※7 | – | – | – |
岡三オンライン証券 | 108 | 108 | 220 | 385 | 660 | 1100 | 16250(~300万) | ※1 |
マネックス証券 | 110 | 110 | 198 | 495※2 | ※3 | ※4 | ※4 | ※4 |
DMM株 | 55 | 88 | 106 | 198 | 374 | 440 | 660 (~300万) | 880(300万超) |
SMBC日興証券 | 137 | 137 | 198 | 440※5 | 880 | 1650(~200万) | 2200 (~300万) | 3300(~500万)※6 |
※1 以降100万円増加ごとに330円ずつ増加(3300円が上限 )
※2 30万円超 40万円以下は385円
※3 【PC】成行注文⇒1050円:指値注文1,650円 【スマホアプリ・ガラケー】約定金額の0.1%+税
※4【PC】成行注文⇒約定金額の0.1%+税 :指値注文:約定金額の0.15%+税 【 スマホアプリ・ガラケー 】 約定金額の0.1%+税 上限設定なし
※5 20万円超~30万円以下は275円
※6 以降 ~1000万円⇒4950円 :~2000万円⇒9900円:~3000万円⇒16500:3000万円超⇒27500円
※7 約定代金50万円超は(約定金額×0.09%+99円)〔上限:4,059円〕
一日の合計売買金額で決まる定額プランを選択した場合
※手数料は円単位で税込金額で表しています(2021/3/23現在)。
証券会社/売買金額(円) | ~10万 | ~20万 | ~30万 | ~50万 | ~100万 | ~200万 |
SBI証券 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1278 ※1 |
楽天証券 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2200※2 |
SBIネオトレード証券 (旧ライブスター証券) | 440 | 440 | 440 | 440 | 660※3 | 1100 |
GMOクリック証券 | 234 | 234 | 305 | 438 | 876 | 1283※4 |
松井証券 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1100 | 2200※5 |
岡三オンライン証券 | 0 | 0 | 0 | 0 | 880 | ※6 |
マネックス証券 | – | – | – | – | – | ※7 |
※1 100万円超:100万円増加毎に440円ずつ増加
※2 300万円まで3300円 以降100万円増えるごとに1,100円追加。
※3 100万円超~150万円以下 880円 200万超以降100万円単位超過ごとに440円ずつ増加
※4 300万円まで1691円 以降 100万円増えるごとに295円追加。
※5 200万円以降は、100万円増えるごとに1,000円(税込1,100円)加算、1億円超えは11万円の手数料
※6 100万円以降は、100万円増加ごとに550円ずつ増加
※71日何回取引しても 2,750円(約定金額300万円ごと)月間で300万円の取引が21回目から2475円に、121回目から1815円に割引される
なお、大口優遇の条件を満たせば、売買手数料が会社ごとに優遇される制度がありますが、いくら資産があっても初心者が始めたばかりで、大口優遇の条件を満たすほど大きな資金を動かすのはおすすめではないので考慮しません。
大口優遇を考慮するのは、トレードや投資が上手になった後、もう一度条件に合う証券口座を開設すればOKです。
結論:あなたに合ったおすすめの証券会社はどこ?
まず、日本株のみなら全売買金額帯で手数料が安いライブスター証券かDMM株がおすすめです。
注意する点は、ライブスター証券には外国株式の取り扱いがないので米国株での取り引きを考えている人は、DMM株を選ぶといですよ。
- DMM株
※手数料が安く米国株の取り扱いあり、定額プランなし、DMMポイントが貯まる
- SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)
※手数料が安い、高い売買取引での定額プランが有利、 外国株・名証・福証・札証が取引できない、合計取引代金が多くなるデイトレも〇
ただし、これらはネット証券としての知名度がいまいちなので心配な人もいるはず。
自分は、わずかに手数料が高くても多くの人が使っている証券会社を選びたいって人は下記がおすすめです(3社ともNISA口座での売買手数料が無料)。
3社ともデイトレ初心者が少額から始めるのに適した定額プランも用意されています。
そして、日をまたいで取引をするスイングトレードや保有期間がある程度長い中長期投資の場合は、5社のどれを選んでもそんなに大差はありません。
以上で、株式投資で初心者におすすめな証券会社のお話しを終わります。