
結論から言うと、そもそも質問の内容自体がおかしいです。
しかし、実践家でない者が書いた記事では、個人の主観だけで短期売買は難しいので、割安株や成長株を探す方法といった自サイトにアクセスを増やすためだけの最もらしい内容があまりにも多すぎます。
なぜなら、お得に買えたり、楽して何倍にもなる銘柄を買うことができるような錯覚を与えるので、素人受けが良すぎるからです。
株式投資には、こうやれば正解というものはありません。
凝り固まった考え方をやめて自分なりの正解というものを体得していく必要があるのです。
この記事では、こうでなければならないという発想を変えて、選択肢を増やし、結果的に自分が短期売買か長期投資のどちらの道に進むかを決められるヒントとなるように書きました。
私は、実際に株式投資をしていますし、トータルで利益を出していて、株を始めてから取引した銘柄はすべて公開しています。
これから株式投資を学ぶ投資家志望の方は、是非、権威性だけが高く、見掛け倒しの情報に惑わされない目を持っていただけると幸いです。
それでは、解説していきますね。
短期売買は難しく長期投資は簡単の常識を変える
株式投資というものは、見えない未来に投資するわけであり、簡単ではありません。
これは、短期であろうが、長期であろうが同じことが言えます。
両者は、難易度を表すものではなく、投資手法の違いであり、どちらの手法にもメリットとデメリットがあります。
まずは、両者のメリットとデメリットを把握していきましょう。
長期投資のメリットとデメリット
長期投資は、割安株と成長株投資があります。
割安株なら、会社業績の落ち込みではなく、景況感の悪化などによる株価の下げの時に、優良企業の株を買います。
一方、成長株投資は、企業業績を中心に数年の間で化けるだろう会社の株を買うことです。
もちろん、これらの解説は、大雑把なので、細かい戦略は色々とあります。
しかし、両者とも6ヵ月以上株を保有することを見越していることに共通点があります。
共通するメリットは、日々の値動きに左右されずメンタルに影響が少ないので自分のライフスタイルやワークスタイルに影響がでにくいことです。
デメリットは、結果が出るまで遅すぎるので適切な経験を早く積めないことです。
ただし、ヘッジファンドや運用会社出身の人なら、すでに運用経験がありますので、デメリットとならないでしょう。
短期売買のメリットとデメリット
短期売買とは、主に6ヵ月以内で取引を完了する売買のことを総じて言います。
6ヵ月以内というと、ピンと来ないかもしれませんが、数分で取引するスキャルピング、1日で売買を完了するデイトレード、2日から5日ほどのスイングトレード、数週間から数か月程度のポジショントレードがあります。
メリットは、想像しやすいと思いますが、少ない資金の人でも効率よく資金運用ができることです。
そして、諸刃の剣になりますが、ゲーム性があり面白いというメリットもあります。
一方、デメリットは、適切な投資ルールを作っていない人は、効率よく資産を減らすことになることです。
また、ゲーム性が強いので、感情的になりやすく、感情的になれば、大衆心理に飲み込まれて、投資ルールを守れなくなるので、利益を出すことができないどころか、大きく資産を減らすことになるでしょう。
負け組のほとんどは、こういった理由なので、規律を正すことができれば、短期売買でもきちんと成果を出すことが可能なのです。
通常ゲーム性があることはデメリットに限定する人が多いですが、先ほども書いたように人によってはメリットになります。
面白くて夢中になれるものは、一番上達しやすいですからね。
このように、株式投資は両面から物事を見られる人の方が有利だと思います(株式投資に限らずですが)。
デメリットをもう一つ上げると、特に初心者のうちは、値動きに翻弄されやすく、ライフスタイルやワークスタイルに影響を与えることがあります。
株式投資は、常にリスクは付きまとうので、長期か短期かという話のほかにも、常にメリット・デメリットがある中からの選択になるので覚えておくといいでしょう。
絶対こうなるはないし、楽もないというわけです。
絶対こうだと断言する人は絶対に信用してはいけませんよ。
そういう人は、あなたからお金を巻き上げることを目的としたマーケットの教祖や導師(グル)なのです。
そもそも初心者がどちらがいいかなんて判断できるわけがない
投資を始める前や始めたばかりの初心者なら、短期と長期のどちらがいいかなんて判断できるわけがないのです。
長期投資が良いというアナリストや経済学者、短期売買が良いという億トレーダー、これらは、すべて他人の意見なのです。
投資は、他人の意見を聞いて判断しているうちは、継続的に利益を出すことはできません。
投資経験者の話を聞きつつ、鵜呑みにせず、良い意味で疑問を持ちながら勉強を重ねる必要があるのです。
経験を積むまでは、短期だろうが長期だろうがどんなに資金があっても、最小単位の100株で取引するといいですよ。
SBI証券のネオモバイルのように1株から投資する方法もあるけど、将来サイズアップするときにメンタル的ハードルが高くなります。
ただし、資金が少ないけど、どうしても経験を積んで起きたい人は、こういったところから始めるといいですよ(多分、私も資金が少なければそうしています)。
なるべく早い段階で100株の方に進むつもりで、ですが。
重要なのはどちらの道に進みたいか
十人十色とは、よく言ったもので、どのような目的で投資をするかは、人それぞれだと思います。
若いうちから、大金持ちになりたい人もいれば、老後の資金を捻出できるようにしたい、また、将来の不安から投資をしておかないといけないのではないか?と思う人もいるかもしれませんね。
短期売買か長期運用かは、それぞれのライフプラン、資産設計、現在投資できる資金や野望によって、判断すればいいのです。
資金が少ない人は、短期売買から始めてみたり、資金は十分にあり、ライフスタイルを中心にしたい人は、時間を味方につけた長期投資を勉強するといいでしょう。
マーケットで経験を積めばわかるようになるのですが、結局は、自分が長期投資と短期売買のどちらが好きかにもよってくるでしょう。
あくまで私個人の意見ですが、株式投資が好きになったら、将来的に、両方やった方がいいと思います。
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