株の値動きの仕組みを解説

この記事は、下記の悩みを持つ人へ向けた内容となっています。

こんな悩みを持ってる人

  • 今後の株価が全く予測できない
  • エントリーポイントの見当がつかない
  • 株価の動きがランダムでよく分からない

記事を読むことで、チャートから、今後のおおよその株価の流れを予測するために、どんな分析をすればいいか分かるようになります。

そうすると、的外れなエントリーが減るので、大きな損失を出すことが少なくなるでしょう。

なぜチャートから将来の株価の流れを予測できるかというと株の値動きを作る要件は、需要と供給のバランス(買う人と売る人)で構成されていて、人間(最近では+AI)の思惑(心理的要因)で動いているので、マーケットに参加する人が多ければ多いほど(出来高が多い銘柄)大数の法則で過去に起きた流れと似たような動きになるからです。

全く同じ動きにならないのは、投資する企業の状況や世界経済の動きが過去と全く同じではないから、それに対する投資家の期待と悲観のタイミングが変わるからです。

しかし、チャートからある程度パターンが分かると言えども、出来高の多い銘柄(最低でも1日20万~50万以上)でないと流れが読めないこともあります(現実的に、一部のビッグプレイヤーによって強引に株価を動かされることがあるので)。

逆に、出来高が多い銘柄なら過去に起きた流れを法則化すれば、株価の動きを何パターンか予測することができる場面がででてきます。

私も実際に株価の流れを予測できるポイントを利用して利益を出しているので、信頼性の高い情報を提供できると思います。

ちなみに、私の実績はすべて公開しています↓

YouTubeでも簡単に解説していますので、記事の内容がすんなり頭に入るための予備知識としてお役に立てればと思います(チャンネル登録していただければコンテンツ作りの励みになります^^)。


※この記事を読むにあたっての前提条件です。

株価の将来の流れを予測するのは、1パターンではありません。

実際に利益を生むには、何パターンも想定できるようになる必要があります。

そして、将来の株価の流れが読めるようになっても利益に直結するレベルまでには届きません(別で売買技術を習得する必要がある)。

しかし、流れが読めないと再現性がある方法で、安定的に利益を出すことはできないでしょう。

株価が上下する仕組み

初心者の人が株価の値動きで気になることは、どうして株価が上がったり下がったりするのか?ではないでしょうか?

ウェブ記事を調べてみると、決算や経済指標が良かったら上がるとか円高になったら下がるとかいったような論調がありますが、飛ばしてはいけないのは買う人と売る人の需給のバランスです。

少しでも株の取引を経験したことがある人なら、決算や経済指標が良くても株価が下がったり、円高に振れてるのに株価が下がらないことがあることを知っているでしょう。

株価には、期待で上がり現実で下がるという格言もあるとおり、決算が良かったり、経済指標が良いという期待が先にあれば、発表前に株を買いたい人が増えて株価が上がり、発表後に、新たに期待する材料がなければ、株を売って利益確定する人が多くなって下がることもあります。

また、不景気の株高のように、経済は悪いけど、金融政策による景気回復の期待から買う人が増えて株価が上がることもあるのです。

だから、決算が良いから上がるといった考えだけを持っていると、失敗することもあるのです。

あなたが買った株は誰かが売った株であり、あなたが売った株は誰かが買った株であるということを常に心にとめておき客観的にモノを見る目を持つことが大事ですよ。

株価は、イベントやニュースで上下するのではなく、イベントやニュースを見た投資家が反応するかどうかで上下するのです。

チャートで株価の流れを先読みするための基礎知識

株価の流れは、上昇⇒もみ合い(収束)⇒下落⇒もみ合い(収束)⇒上昇の連続で成り立つ特徴があります。
株価の流れの解説
(上昇・下落・もみ合いの期間はバラバラです。画像は分かりやすかった過去の値動きを例にしています。)

自分で確認してもらえれば分かるのですが、この動きの特徴は、フラクタル構造になっていて、日足・週足・月足、あるいは、5分足、1時間足にしても成り立ちます。

株の値動きがフラクタルであることを解説
(左の月足4本分の中に日足があり、上昇・もみ合い・下落を繰り返している)

実戦的なことをいうと、マーケットに参加する人が多い銘柄ほど、安定的に繰り返すので、出来高が多い銘柄だけでなく、日足より週足、週足より月足の方が株価の連続性の特徴が分かりやすいでしょう。

少しヒントを出すと、日足で上昇していても月足で下落トレンドなら、その日足の上昇はそう長くないかもしれないなと読むことができます。

また、きちんと上昇・もみ合い・下落を繰り返すと、値ざや(値段の差)がでるので、安定して利益を狙うことができ、リスクをとって新興株などを選ぶ必要がないのです(もちろん新興株を狙う戦略も実際にそれで稼いでる人がいるらしいので否定しません)。

株価の流れの特徴が理解出来たら、次は、トレンドについて理解する必要があります。

トレンドを把握する作業の必要性

株価のトレンドとは、現在の値動きの方向性はどのような傾向なのか?ということです。

株価の流れは、上昇⇒もみ合い(収束)⇒下落⇒もみ合い(収束)⇒上昇の連続で成り立つ特徴があるという話をしました。

これは、全体が上昇中でも、下降中でも同じ特徴がありますが、上昇中なら下げより上げが長く、下降中なら上げより下げが長くなるという特徴が加わります。

今現在、どのトレンドに株価があるか把握できないと売買の方法やリスク、割安・割高なのかを理解することができないのです。

世界一の投資家であるウォーレンバフェットも「リスクとは、 自分が何をやっているかよくわからないときに起こるものです。」と話していますが、トレンドを把握せずにエントリーすることもこの話に当てはめることができるのではないでしょうか?

上昇トレンドの特徴

上昇トレンドとは、チャート的に言えば、右上がりの状態です。

株価の上昇トレンドの解説
(上昇トレンドでも一時的に株価が下がることはありますが、その期間が短くすぐに上昇に戻る特徴があります。)

買いでエントリーしていたのなら大幅な利益が見込める相場でもあります。

基本的な特徴は、下落より上昇期間が長かったり、上昇率が高いのですが、上昇の初期は、次に解説するもみ合いを抜けたかどうかの判別が難しいのとしばらく上昇した後だとそろそろ天井ではないか?という心理になるところがエントリーを難しくさせるポイントですね。

アベノミクスやトランプ相場と言われる大相場でも負けてしまった人がいるのは、そのような心理が働くからです(経験談)。

もみ合いの特徴

もみ合いとは、ある一定の価格帯を行ったり来たりする往来相場(ボックス・レンジ)と呼ばれるものです。

株のもみ合い相場での値動きの特徴を解説
(一定の値幅で動いているとはいえ、きっちり同じ値段というわけではなく、多少のズレがあるので注意してくださいね。)

基本的に、上昇後と下落後に出現する相場です。

理由は簡単で、上昇後なら、まだ上がるのではないか?という人ともうそろそろ天井ではないか?と考える人の売買が拮抗するからです。

お互い有利な売買がしたいがため、一定ラインの下限では買いが勝ち、一定ラインの上限では、売りが勝つのでレンジが出来上がるのです。

下落後のもみ合いは、そろそろ割安になってきたなと思う人が買うのと、大きな含み損を持っていた人が、少し上がってきたら有利な位置で損を確定しておこうとか下で買った人が早めに利益確定しようという働きが拮抗して形成されます。

上昇後のもみ合いと下落後のもみ合いは、メンタル面での違いがややあるので、天井圏である上昇後のもみ合いは、値動きが荒い特徴(自分で確認してみてね)があり、下落後のもみ合い(先ほどのチャート)は、値動きが緩やかなうねりを作る特徴があります。

関連記事レンジ相場を先手で予想し判断する方法【株式投資】

下降トレンドの特徴

下降トレンドは、チャート的に言えば、株価が右肩下がりの傾向にある動きです。

株価の下落トレンドの解説

上昇期間や率が短かったり小さくて、下落期間や率が長くて大きい特徴があります。

また、天井から下落に向かうときに暴落と言って、短い期間で下落する場合もあり、その時に空売りを入れていたなら、買いよりも短い期間で利益を出すことができます。

もちろん、下降は暴落だけでなく、日にちをかけて下げていく場合もありますが、上昇より早い特徴がありますね。

これは、人の心理を表していて、買うときは、希望をもって恐る恐るエントリーしますが、下落に巻き込まれた人は、悲観に満ちて精神的にも安定していない状態になりやすく、持っていた株を手放してしまうからです。

今まで我慢できていた人でも、売りに売りが重なれば、どんどん心理状況が悪化して、投げ売りをしてしまうのです。

これが短期間で起きやすいのが、暴落なんですね。

暴落した時の日経平均株価のチャート
(2015/8/18に起こった暴落チャート。6日間で2,834円(▼13%)下落しました。)

収束(株価がほとんど動かなくなる場合も)

これはあまり語っている書籍やメディアが少なかったのですが、私が分析した結果、株価には、ほとんど動かない収束期間がくる場合があります。

株価が収束して値動きがなくなってしまったパターン

特徴は、レンジの小さい版で1日~3日おきに小幅で上がったり下がったりします。

株価の流れが上昇⇒もみ合い⇒下落⇒上昇だけと考えると、この収束相場にはまってしまう場合があります。

株価の収束後は、上下のどちらかに大きく動くことが多いので、収束相場でも株を持っていればいいのですが、時間的なロスがでて、効率が良くありません。

余談ですが、FXの場合は、高スワップ金利の通貨なら、収束相場でもドンと構えていればいいのですが、株式投資の配当を受け取る権利は、権利確定日のみなので、時間とお金を眠らせることになるのです(ちなみに高金利の通貨は短期的には高くなるのですが、長期的には安くなる、つまり円高に振れるので注意が必要です。その国の金融政策を見極めていかなければなりません)。

波動を理解する

株価の流れの特徴、株価の現在の傾向について理解出来たら、波動を理解することによって、将来の値動きを把握することができるようになります。

波動とは、つまりうねりのことであって、上がったり下がったりする波のことです。

相場を波乗りに例える場合がありますが、そういうところからきてるのですね。

大波動

大波動とは、1年単位の大きな期間でみた株価のうねりを言います。

値動きを大波動でとらえたチャート解説

75日移動平均線や200日移動平均線を基本に据えた見方をすると分かりやすいですよ。

この大波動のトレンドを優先しながら中波動・小波動の動きを見るとフェイクに引っかかりづらくなります。

長期投資のテクニカル面では、もっと大きい超大波動(月足ベース)を中心にトレードすると言われています(長期投資は仮想通貨やiDeCo以外やってないので本などで一般に言われている知識です)。

中波動

中波動とは、大波動の一部を切り取った中でのうねりを言います。

中波動の値動きを解説したチャート
(先ほどのチャートの真ん中より少し左の期間を切り取った場面)

この中波動をとらえることは、私の手法であるうねり取りに大きく役立ちます。

基本的に、25日と75日移動平均線を中心とした波動ととらえると分かりやすいでしょう。

小波動

小波動は、5日線と終値をベースとした小さい山と定義します。

小波動を表したチャートの解説
(中波動の左側の部分です。細かくなってきましたね。)

5日以内の短期売買で最も重視する波動です。

終値ベースのうねりなので、初心者が見たら、どこでエントリーすればいいのか分かりませんね?

中波動と組み合わせて使うと効果的なんですが、今回は、株価の値動きを読むための分析方法なので、それはまた今度で。

今回は以上です。

ここまでの情報を頭に入れて、たくさんのチャートを見ていくと株価の将来の値動きが読めるようになってきます。

株価の流れを理解したら、次回は、具体的なエントリーポイントを模索するためのチャート分析の基本的な方法についてお話ししていきますね。

関連記事【株チャートの見方】利益を出す分析方法【初心者でも大丈夫】

もし、基本的な分析方法を知っていて、さらに精密に値動きを把握したい人は、エリオット波動を学ぶといいですよ。

関連記事エリオット波動が学べる記事一覧

エリオット波動がなんだか難しそうっていう人は、株価のうねりであり、波動の基本をYouTubeで学べますので、こちらもご参考ください。


将来プロとして、トレードが上手になりたい人は下記の記事をどうぞ。

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