株のエントリーが怖くてできない

株のトレードでエントリーした途端、逆行することが多く、エントリーが怖くなってしまった。

この記事では、そんなエントリー恐怖症の具体的な解決策が分かります。

恐怖の正体は、お金を失うことと、また失敗するのではないかという、前回までの取引経験からくる負の感情。

エントリーしようとしても、うまくいくイメージが湧かず立ちすくんでいる状態です。

この恐怖をどのように克服すればいいのか本文で解説していきましょう。

損小利大を体得できていない

株のトレードのコツは、損を小さくして、利益を大きくすることにあります。

さらに、いつも勝つことは不可能で、お金を失うことがあることも知っておく必要があります。

このことは、真っ当な投資本なら、必ず書いてあることなので、勉強熱心な読者なら、すでに知っていると思います。

ただし、これは頭で分かっている状態では意味がなく、実際に実行できるまで昇華する必要があるのです。

では、どうすれば、損小利大の技術を昇華して体得できるようになるのでしょうか?

これは、損小利大を成功させて成功体験を積むしかありません。

成功体験を積むには、過去チャートと現在の取引の統計をとっていき、自信をつけることはもちろんですが、利益度外視で損小利大になるように意識的にトレードする必要があります。

例えば、自分の設定した損切りラインを割ったら、容赦なく損切りして、逆に、株価が順行したら、できるだけ我慢して利益を伸ばすように意識的に行うのです。

ここで、利益のことばかり考えていると、損切りできなくなるし、利益がでたらすぐに確保してしまうので、大きな利益を得られなくなるでしょう。

損小利大の実行により得られた成功体験は、正しい勝ち方のイメージがつくので、エントリー恐怖症から抜け出す一歩となるのです。

一発賭けをしている

一発エントリーは、相当完成された投資システムがないと失敗することが多いです。

世の中には、売買履歴を公表せず、勝率70%だとか90%とか唄ってる情報商材屋さんもいますが、そんなに甘くありません。

勝率50%でも、ものすごい優秀なイメージです。

そういった幻想に取りつかれて、夢のようなエントリーポイントを探しているうちに、お金をなくすか、戦意喪失して退場することになるでしょう。

恐らく、多くのトレーダーからは、支持されませんが、転換しそうなところを試し玉から入り分割で狙ってみると失敗しても負担が軽く、想像以上にエントリーが容易くなります。

例えば、伝説の相場師リバモアの本を読むと、多くの人が順張りでギャンブルに勝った人と勘違いしますが(破産を繰り返しているので)、彼もきちんと小ロットの試し玉から入り、値動きに応じてポジションを増やしているのです。

興味深いのは、漫画編で天井を空売りした時のやり方は、まさにうねりどりでした。

逆張りで1000-1000-2000と売っていくのは、うねりどりの常套手段です。

多くの人は、この辺を見落としている(というか関心がないので勉強をしない)ので、一発賭けに陶酔するのです。

基本逆張りである、うねり取りやリズム取りに抵抗を感じるなら少なくともピラミッティングを取り入れて、分散してエントリーすると恐怖が少なくなりますよ。

ブレイクアウトを使った順張りをしている

株の場合、一発賭けの順張りは、エントリーすることは簡単でも大きく引かされることが多い事実があります。

特に、ブレイクアウトは、成功すれば大きく伸びるところを効率的にとることができますが、失敗すると、引かされ幅が大きくなります。

下手な損切り設定をすると、押してから再上昇することもあり、勝率も低いのです。

その証拠に、タートルスープやタートルスープ・プラスワンという技術は、ブレイクアウトを逆手に取っていて、しかも勝率が高いスイングトレードの戦術の一つとして、あまりにも有名ですね。

これは、ブレイクアウトの戦術はダメだからやめなさいといっているわけではありません。

ブレイクアウトで利益を出している人もいるでしょう。

ところが、ブレイクアウトは、小さいポジションでも大きなマイナスがでるので心理的ダメージが大きい特徴があります。

エントリー恐怖症の人が、ブレイクアウトの手法をとると、恐怖症に拍車をかけることになるのです。

特に、トレンドラインを抜けるブレイクアウトではなく、天井圏や底値圏と思われる水平線のブレイクアウトは、要注意です。

見落としがちなのが、ボックス圏から抜けるまでに、すでに買い方の上昇エネルギーや売り方の下落エネルギーを使い果たしている場合があるのです。

だから、抜けたと思ったら、それをきっかけに天井圏なら利益確定が入り、底値圏なら買いが入ってくる場合があるのです。

個人的には、ブレイクアウトで引かされてもなんとも思わない人がブレイクアウトの手法に向いているかなあと思います。

そうではない人は、売買チャンスは減るけど、せめてブレイクアウトの後の押しを狙うといいでしょう。

また、ブレイクアウトを狙う癖がある人は、小波動の限界値でエントリーする癖があると思います。

そういう人は、ストキャスティクスを使って小波動の高値を狙わず、引き付けてから買う癖をつけると、すぐに逆行することがすくなくなるので、エントリーしやすくなりますよ。

過去の失敗を分析していない

エントリーが怖いということは、過去何度もエントリー後に逆行した経験があるか損切りしなくて大きな損をした人だと思います。

通常、損切りポイントをしっかり設定できていれば、リスクはあらかじめ分かっているはずです。

つまり、損切りしなくて大きな損をした人は、損切りのやり方を覚えればいいのです。

損切りのやり方については、下記の記事でヒントを得ることができます。

これで、大失敗することはあり得ません。

損切りポイントを設定してるのに、できない人は、エントリー恐怖症と別の問題になりますので、やはり上の記事が参考になると思います。

覚えておいてほしいのが、損切りラインを設定しても想定以上の損失がでることがあることです。

それは、日をまたいだときに窓を開けて下げたり、上げたりした時です。

これは、逆指値を設定しておいても、想定以上に損失をこうむります。

出来高の多い銘柄で(1日50~100万以上)、トレンドフォローの優位性のある投資手法を使っているのなら、ほとんど起きません。

こういう場合は、ファンダメンタルズで何かあった場合が多いです。

急な〇〇ショックと言われるものや個別銘柄特有の材料が入ったときは、事故として処理しますが、あらかじめ変動しやすいことが分かっているイベントもあります。

それは、決算跨ぎと米国大統領選挙、そして、100年に一度あるかどうかのイベント(EU離脱など)時です。

こういうのは、あらかじめ分かっているので、その日に近づいたらポジションを一旦手仕舞っておくと、事故に合う確率が少なくなります。

メンタルは分析・検証・実践を積み重ねていくうちについてくる

ここまでの内容をきちんと理解して、実行できれば、エントリー恐怖症は無くなっていくでしょう。

それでもエントリーが怖いなって思うのは、分析・検証・実践の積み重ねが少ないと言わざるを得ません。

特に、書籍やセミナーで学んだことをそのまま実行している人は要注意です。

分析検証をしなければ、トータルでプラスになることに確信を持てないので、失敗すれば、どんどんエントリー恐怖症になっていくのです。

よく、エントリー恐怖症は、鋼のメンタルが必要だから、メンタルを鍛えればいいとおっしゃる方もいますが、それは性格によるものなので、効果が小さいと思います。

はじめの一歩という漫画を読んだことがある人になら、説明しやすいですが、いじめられっ子の一歩がはじめから強靭なメンタルでインファイターで戦えるわけがありません。

コツコツと一つずつ、練習を積み重ねて成功体験を積み、それでも一戦一戦緊張しながら戦っているのです。

同じように積み重ねていけば、気づいたらエントリー恐怖症を解決できているでしょう。

今回は、以上です。

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