
この記事は、下記の人へ向けた内容となっています。
- 実際に利益を出すためのチャート分析のやり方が分からない
- チャート分析に使うテクニカル指標の見方が分からない
- そもそもテクニカル指標がたくさんありすぎてどれを選べばいいか迷っている
記事を読むことで、自分一人でもチャート分析ができるようになります。
また、すべてのテクニカル指標を覚えたり使う必要がないことも理解できます。
実際に私自身のトレードは、テクニカル面では、このページに書いてあるテクニカル指標しか使っていませんが毎月利益を上げているので、信頼できる情報を発信できると思います。
多くの人が決算書を完璧に解析できたり、チャート分析が完璧でないと勝てないのではないかと思うと聞きますが、チャート分析は、あくまで目安であって、100%妄信してはいけません。私は、大体このあたりだろうなという検討を付けるために使うものであると考えています。
このページへ初めて来た人で、株価の流れの読み方が分からない人は、下記の記事から読むと理解が深まると思います。
利用するテクニカル指標
私が実際に使っているテクニカル指標は以下の7つです。
- ローソク足
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド(2σ)
- 終値線
- 高値・安値
- 節目
- 出来高
それぞれシンプルな指標なので、分析がしやすいというメリットがあります。
誤った考え方は正すことが先決!
勘違いしやすいのは、どのテクニカル指標が一番優れてるのか?という考え方です。
テクニカル指標に絶対はないし、どの指標にもメリット・デメリットがあるので指標に優劣をつけるのは意味のないことです(自分と相性が良い指標というものはあるでしょうが)。
そして、テクニカル指標を用いて、 チャート分析するときは、指標を複合して考えると精密性が上がる傾向にあります。
私がチャートの一場面を分析する場合には、ここの7つの指標をすべて確認しながら、癖がないかとか多くの場合に当てはまるのではないか?といったように分析していきます。
では、一つずつ使い方を見ていきましょう。
ローソク足の分析方法
ローソク足は、取引期間中(日足なら1日)の売買の強弱を見るのに適しています。

例えば、下落してきた後の長い陽線下ヒゲは、そろそろ 下落が止まるのではないか?と見たり、上昇後の上ヒゲ陰線は、そろそろ天井に近いのかな?といったように分析できます(どのくらいの割合でそれが成り立つのか自分で確認してみるといいよ)。
ローソク足自体なんだか分からない人は、基本的な意味について【超簡単】株式投資の売買の基礎知識【実践に必要な分だけ】の後半で解説していますのでそちらを先に学習してくださいね(後から出てくる移動平均線やボリンジャーバンドの基本的な意味も分かります)。
ローソク足の分析のポイントですが、私の場合、1本だけで確認するのではなく、前後の形や下落トレンド、上昇トレンド中の形などもチェックしています。
また、陽線や陰線の数をチェックして、こういう時は、こういうバランスで陽線陰線が出現するんだなといったような分析の仕方をするとトレードに役立ちますね。
ローソク足については、この記事の項目だけでは語りきれないので、別記事でお話ししますね。
移動平均線の見方と分析方法
移動平均線は、売買の需給バランスを把握しやすいテクニカル指標です(私は、5,25,50,200日線を利用しています)。
主に比較的大きなトレンド(上位のトレンド)を見極める場合に使っています。
例えば、ローソク足のだけのチャートだと↓

いまいちトレンドがつかみづらく、今後の動きが捉えづらいです(精密に見ればこれだけでもできますが、少し時間がかかるので多くの中から銘柄選定するときに効率が悪くなります)。
移動平均線(5,25,50日線)を補助線として使ってみると、、。

50日線の上に顔を出した後、下げたけど、割らずに上昇し始めたので、ひょっとしたら、上昇相場が始まるのかな?と予測できます(順張りなら高値を抜けたところでとりあえずエントリーかな)。

今回は、 予想通り上昇トレンドの初期の状態だったようです。
このように、トレンドの転換点を掴んだり、どのトレンドがどんな移動平均線になっているのか分析するとトレードに役立ちますよ。
ボリンジャーバンド(2σ)
ボリンジャーバンドは、売られすぎ買われすぎという場面でエントリーの指標にしています(私の経験上2σの設定が一番役に立つと感じています)。
特に、売りの性質上急激な下げがちょくちょくでるので、この枠に入ったらエントリーを検討しています。
ただし、フェイクもあるので自分なりに研究してみましょう。

例えば、上のチャートのようにボリンジャーバンドからはみ出たところをどうエントリーできるか研究してみるといいですよ。
ラインで小波動をとらえる!
ラインとは、株価の終値を結んだ線で、短期トレードやエントリーポイントを把握するために使っています。
例えば、空売りを狙える箇所を分析すると、、、。

25と50日線が上にあり右肩に下げてる状態なので、下落トレンドです。
そこで、株価が25日線を完全に超えきる前に下落に転じて、小さいながらトレンドラインを割ったので、空売りを入れます。
5日線を見ると一度踊り場を作っているので、空売りを長く持つことはせず、わずかですが値ざやを稼ぐことができました。
ほんの一例ですが、小波動を掴むことで有利な位置で玉を建てる(エントリーする)ことができます。
面白いことにローソク足を加えるともう少し確信してエントリーできますよ。

こういった考え方で、分析を進めてみてくださいね。
こういうことができると、そんなに経済状況に左右されず利益を狙えるようになってきます(私も精進中です)。
高値・安値を利用
現在の株価から見て、前の安値や高値は、多くのトレーダーに意識されているポイントです。
非常に有効なので、自分でチャート分析するときには、必ず確認しておきましょう。

この例は、きっちり前の高値と安値で止まりましたが、止まらない場合はどんなときか?前の高値や安値まで行かない場合はどんな時か?などを分析していくといいですよ。
節目を分析
節目とは、1000円とか10000円などきっかりした数字を指します。
こういった節目は、指値注文の時に、人間心理として8436円で買おうとはならず、8400円で注文しようってことになる場合が多いので、トレーダーたちにも意識されています。

節目だからと言って、そこで確実に上げ止まる下げ止まるとは限りません。
私の場合は、他のテクニカル指標と組み合わせてエントリーポイントの目安にしています。
例えば、前の安値+節目とかを利用したりね。
安定的な利益を狙うためには出来高の多い銘柄を
そもそもここまで解説してきたテクニカル指標も出来高が少なければ安定してきません。
出来高は、少なくとも20~50万くらいの銘柄を選んでいます。

出来高が少ない銘柄だと、どこかの金持ちが急に多く買ったり売ったりするとすぐに相場が動いてしまうので、安定しません。
テクニカルが効かないだけでなく、予期せぬ損害を被ってしまう恐れがあるのです。
今回は、以上です。
次回は、少し箸休めに投資の本質について語っていきたいと思います。
これを学ぶことで怪しい情報商材に引っかからないようになるだけでなく、日常生活の上手い話にも乗らない知恵がつくと思います。
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下記のチャートは、私が使っているTradingViewです。

あらゆる取引に対応しており、証券会社の無料チャートより使い勝手が良いです。
一番のポイントは、水平ラインやトレンドラインを描いたらすべての時間軸に反映されること。
値動きはフラクタル構造になっているので、必ず異なった時間軸を確認する必要があります。
描画ツールが同時に異なった時間軸に反映されるので、見落としや偏った方向性を排除することができるメリットがありますよ。
また、価格がラインや移動平均線へタッチ・クロスしたときにスマホに知らせるアラート機能を使えば、パソコン画面へ張り付く必要がなくメンタル的にも楽になりました。
まだ、取り入れてない方は是非取り入れてみてください。
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値段が高いプランほど、アラートの設定可能数が多くなるイメージです。