FXの手法が決まらない?勝てる手法の見つけ方

FXのトレード手法は、まず、過去のチャートを検証するというバックテストを繰り返して優位性が高いパターンを発見することから始めます。そして、そのパターンを実際の相場で試して使えるかどうかを判断しながら、自分で手法を生み出すのが一般的です。

しかしながら、FXにおいて優位性の高い手法は、過去の天才たちの手により数々と生み出されていることから、あえて自分で生み出すことが必ずしも効率が良い方法とはいえません。

なぜなら、過去の天才たちの手により生み出された手法を自分に合ったやり方にチューニングした方が効率が良いからです。

具体的には、FXの基本的な手法を学び、その手法を過去のチャートで検証したあと、実際の相場において過去のチャートの検証結果と同じタイミングによるエントリー、損切り、利食いができるかを確認し改善し続けることにより自分に合う手法に変化させた方が効率が良いということです。

手法の探し方

FXの基本的な手法を学ぶ手段は、本、YouTube、ブログ、twitterなどSNSといった媒体がありますが、あなたが信用できる情報提供者と情報の内容が理論的に納得いくものであれば、なんでも構いません。

手法を探す際の注意点

FXの手法を探す際の注意点は、詐欺的な宣伝に引っかからないために利益率についての相場観を持つことです。

ネット情報の中には、FXで出せる手法の利益率が月30%とか、酷いものであれば月1000%というものがありますが、このような手法は、詐欺か大きなリスクを背負った取引方法であると考えられます。

利益率の相場観としては、どんなに優れた投資法であっても、すごく調子が良い年で1年で資産が倍になるくらいです。もちろん、たまたま3倍になることもありますが、それは運が良かった年と考えるべきです。

ネットには、このことを覆すような夢のような情報が溢れていますが、FXは錬金術ではありませんので簡単に稼げるものではないのです。

優位性が高い手法の選び方

FXには、たくさんの手法がありますが、優位性が高い手法には一貫して共通点があります。そして、その共通点を知っていると手法を探すときに役立つと思いますので、ここに書き残しておきますね。

難しい手法よりも易しい手法を選ぶ

この記事を読んでくださっている方は、FXの手法を学問として学ぶのではなく実践家として利益を得るために学ぼうとしていると思います。

そうだとすれば、学会で発表するために難易度が高い手法を学ばなければならないというようなしがらみはないはずです。

そこで、同じ利益が得られるのであれば、難しい手法より簡単な手法を選択して、その手法を極めていく方が効率的であるといえます。

したがって、FXの手法を選ぶときは、難しい手法より易しい手法を選んだ方が良いということになります。

メジャーな指標を使った手法を選ぶ

FXは、変動相場制という制度を採用しているので通貨の需給によって為替レートが決まります。すなわち、相手国の通貨は買いたい人が多ければ上昇し、売りたい人が多ければ下落します。

そして、その需給は、海外と取引のある企業の為替取引による影響もありますが、普段は投資会社やAI、または個人のトレーダーによる取引がメインです。

そうだとすれば、数少ないトレーダーが使っているマイナーな指標よりも多くのトレーダーが使っているメジャーな指標を使ったほうが他のトレーダーの考えていることを読みやすいということになります。

そのため、取引で使う指標は、多くの人が使ってる基本的なものが良いということになります。

したがって、FXの手法を選ぶときは、メジャーな指標を使った手法を選ぶといいでしょう。

トレンドに逆らわない手法を選ぶ

為替レートの将来の値動きを100%予測することはできませんが、値動きには一つだけ確かなことがあります。それは、値動きにはトレンドが存在するということです。

上昇トレンドは、買い方の勢力が強く価格が上昇方向に動きやすくなります。他方、下落トレンドは、売り方の勢力が強く価格が下落方向に動きやすくなります。

もっとも、トレンド方向に動くからといって、価格は常に右肩上がりや右肩下がりに動くわけではありません。上に上がったり下に下がったりを繰り返して、結果的にトレンド方向に動きます。

かかる上下の振幅は、上昇トレンドでは上昇幅が大きくなり、下落トレンドでは下落幅が大きくなります。

そうだとすれば、トレンドに従って上昇トレンドでは買いポジションを持ち、下落トレンドでは売りポジションを持つということが、値幅が取れるという点において優位性が高いと言えます。そして、FXにおいて値幅がとれるということは、利益を上げることに直結するのです。

他方、トレンドに逆らって上昇トレンドで売りポジションを持ち、下落トレンドで買いポジションを持てば、値幅が取れないという点において優位性が低いといえます。そのため、値幅を取れず利益を上げることが難しいということになるのですね。

したがって、どのような手法でもトレンドに逆らわない手法が優位性が高い手法であるということになります。

よって、FXの手法は、トレンドに逆らわない手法を選ぶ方が良いというわけです

短期のトレード手法を選ぶ

FXは、世界中のプレイヤーが参加するため取引量が多いので、短い時間軸でもしっかり値が動きます。

そうだとしても、時間軸が長くなるほど、さらに取引量が増えることになりますので値動きは安定します。

しかしながら、長い時間軸で取引をすれば、効率よく資産を増やせるというFXのメリットを享受することができません。

例えば、日足以上の時間軸で取引するのであれば、FXと比較して一般的にリスクが少ない株式投資を選んだほうが良いといえます。

したがって、FXの手法を選ぶなら、少なくとも4時間足以下の時間軸でトレードする手法を選ぶ方がいいですよ。

自分の性格に合う手法を選ぶ

自分の性格に合う手法とは、その手法を使って取引していても心がざわつかない手法のことをいいます。

そして、FXは、お金を市場に投入すれば利益が出るか損をするかのどちらかになりますので、人の心を乱す性質があります。心が乱れて冷静さを失えば、取引する必要のないところで取引したり、必要以上にリスクを取って損をすることがあります。

そのため、自分の性格に合う手法を選ぶことが重要なのですね。

勝った理由と負けた理由がはっきりと分かる手法を選ぶと、利益を上げられたとしても、それが今後も継続できるのかという不安や適切なやり方で負けたという諦めがついてメンタルの安定に繋がりますよ。

勝率が安定しなくて悩んでる人向けの解決策

FXの利益の出し方は様々ですが、自分がやりやすい手法を見つけるには、FXの理解度を高める必要があります。

例えば、どのような理由で値が動いているのか、他のトレーダーはどのような心理状態で市場に参加しているのか、テクニカル指標をどのように使えば客観的で合理的な判断材料として使うことができるのか、などの理解を高めることです。

私は、今まで数百冊の投資本を解析してきましたが、その中でも勝率が安定しなくて悩んでいる人が読むと良い本があります。その本からヒントを得ることにより、FXの理解度が高まり、もってプロのトレーダーになるために漸進することができることを個人的には確信しております。

こちらのリンク先の本です。

頑張って自分に合った手法を見つけてくださいね!