
FXの初心者でも使えて利益に直結するテクニカル分析の方法はないだろうか?
あなたは、そんな悩みを抱えていませんか?
結論から言うと、あります。
むしろ、初心者でも使えるテクニカル分析の方が上手くいきやすいと思います。
FXは結局上がるか下がるかの2択で、どっちに動くか確定的なことは誰にも分かりません。
それなら、判断材料はシンプルでいつも同じタイミングで取引すれば確率が収束するからです。
一方、テクニカル指標を取り入れれば入れるほど、判断が複雑になり、確率が収束しないので成績が安定しづらくなります。
そして、取引のタイミングは、過去の天才たちが編み出してきた経験則に基づくものを使うのがベストです。
その理由は、チャートの動きは、通貨、商品、株式の銘柄によって癖はありますが、その本質は100年経っても変わらず、
結局人間の欲で動いているからです。
それでは、私がFX初心者におすすめするテクニカル分析の方法を解説していきますね。
ダウ理論・基本の波形
テクニカル分析で最も重要なのは、ダウ理論の中の「トレンドは明確なシグナルが出るまで継続する」という理論です。
この理論では、上昇トレンドなら安値と高値が切り上がり続ける限り上昇トレンドが継続し続け、下降トレンドなら高値と安値が切り下がり続ける限りトレンドが継続し続けます。


そして、明確な転換とは、上昇トレンドなら価格が前回の高値を超えることができず、前回の安値を割った時点を指し、下降トレンドなら、価格が前回の安値を割ることができず、前回の高値を更新した時点を指します。


この理論の特徴は、金太郎飴のようなチャート構造上、大小関わらず起きています。
まずは、この理論をしっかりと理解することが大事なんですね。
下記の記事は、このダウ理論の高値安値を理解するのに役立つ内容になっていますのでご参考いただければと思います。
ダウ理論に出てくる高値と安値を理解できない人向けに明確な定義を解説しました。誰でも簡単にダウ理論の高値と安値を理解できるようになります。
もう一つの基本の波形とは、三角保ち合いやレンジ、Wボトム・Wトップ、ヘッドアンドショルダー、逆ヘッドアンドショルダーといった、誰もがどこかで一度は耳にしたことがある基本の波形のことであり、それらがどのように動く知っておくということです。
これらは、転換点やブレイクアウトを捉えるのに重要であり、よく効くテクニカル分析なので、難しいことを覚える前にしっかりと覚えるようにするといいですよ。
下記の記事は、三角保ち合いがどのような動きで遷移するのか書きました。
ブレイクのだましに合わないように一読していただければと思います。
エリオット波動を勉強し始めた個人投資家向けに、修正波のトライアングルについて、基本定義と出現しやすいポイント、そして実践での戦略を書いた記事です。
トレンドライン
トレンドラインは、上昇トレンドなら安値と安値を繋げることにより、大局的な上昇の継続と転換を見極めることができます。

また、下降トレンドなら高値と高値を繋げることにより、大局的な下降の継続と転換を見極めることができます。

また、トレンドラインと平行に引いたチャネルラインを使えば、大体の値動きや次にどの位置で止まりそうか想定する事が可能です。
これによって、エントリーポイントや利益確定のシナリオを描く事ができる場合があるのです。
トレンドラインは、まず、きちんと引けるようになることから勉強するといいですよ。
トレンドラインの引き方が分からない人は、下記の記事を見れば解決できます。
株式投資やFXで使えるトレンドラインの引き方の基本について学ぶことができます。また、実際のトレードで多数引けるトレンドラインをどのような考え方で見極めていくのかその考え方が分かります。
サポレジ(水平ライン)
水平ラインは、過去多くのトレーダーによって意識されている価格に対して水平に引くことによって、将来、価格が水平ラインより下に下がらないようにサポートされたり、それ以上、上がらないようにレジスタンスされることを想定することができます。

水平ラインを使うことで、エントリーポイントだけでなく、決済ポイントのシナリオを想定することができるんですね。
水平ラインは、過去のサポレジになった位置に引くのですが、どんなところがサポレジになっているか、しっかりと分析できるようにすることから始めるといいですよ。
水平ラインの詳しい使い方については、下記の記事に書いてありますのでご参考ください。
この記事は、下記の悩みを持つ個人投資家向けに書きました。 記事を読むと、水平線の本質的な意味を知ることができるので、現在自分が使っている手法に応用することができます。 また、同時に私の水平線の見方や使い方を参考にすること …
移動平均線
移動平均線は、現在のトレンドを判断したり、設定期間に投資したトレーダーの標準合意価格を線で繋げたものと考えることができます。
移動平均線を使うことにより、トレンドの転換やトレンドラインまで到達する前の押し目買いや戻り売りのエントリーポイントとして使うことができます。

また、短期線と中期線を2本使うことにより、ダウ理論より早く短期的なトレンド転換と中期的なトレンド転換のあたりをつけることが可能です。
移動平均線については、まずグランビルの法則から勉強し始めるといいですよ。
グランビルの法則については、下記のページから順番に勉強することができます。
グランビルの法則買い場1である優位性が高いゴールデンクロスの基本的な動きと注意点、利益の取り方とだましをできるだけ回避する分析方法を学ぶことができます。
ローソク足
ローソク足は、設定した期間内のトレーダーの動きを把握することができます。
例えば、日足のローソクなら1日の中のトレーダーの動きや買いと売りのどちらの勢力が強かったか、ということです。
また、ローソク足を組み合わせることで過去数日間のトレーダーの動きを観察することができ、転換や押し目、戻りを把握することが可能です。
下記のnoteは有料ですが、無料で読める部分にローソク足の基本的なことを書いておきましたので、まずはそこから勉強しはじめるといいですよ。
購入者様へお知らせ 2020/11/4に、より実践で役立つと思うポイントを3項目追加+1項目更新しました。更新状況は、目次の日付で確認できますので、空いた時間に学習を進めていただけたらと思います。 -------本文はここからです------- 多くのトレーダーが日々解析に励むローソク足。 型をしっかり覚えたのに、実践で役に立っているような、いないような・・・そんなモヤっとしたものになってないだろうか? 何事も基礎が大事ですが、基本の教えについて本質を理解していなければ、実践で活かすことはできません。 むしろ、ローソク足の強弱で心が乱されるので、折れ線グラフにした方がいい
MACD、RSI、ボリンジャーバンドなどは混乱の元
初心者がFXを始めるときに考えるのは、絶対に勝てる必勝法です。
必勝法を探すため、たくさんの高尚なテクニカル指標に手を出し混乱してしまうのです。
しかし、相場の動きを予言することは、未来を予言することと同じで当てることはできません。
また、結局は上がる下がるかだけなので、判断材料はなるべく少なくシンプルなほうがいいのです。
特に、初心者のうちは、ここまで上げたテクニカル分析の方法だけを深く研究すると早く利益が出せるようになりますよ。
ただし、テクニカル指標は、あくまで人と人の取引の特徴があって成り立つものです。
その本質を理解するには、テクニカル指標がどんな大衆心理を表しているのか理解する必要があります。
そして、勝てないトレーダーのほぼ全員といっていいほど、これを理解していないし、理解しようともしないのです。
テクニカル指標と大衆心理を結び付けて考えられるようになるには、下記の書籍がおすすめです。
しかも、今なら本体価格無料でもらえます。
おすすめ書籍大衆心理を利用して利益を上げる!維新流トレード術
なるべく長い時間軸からスタートする
初心者が陥る罠は、とにかく早く稼いでやろうという意気込みによる失敗です。
相場は、意気込みだけで勝てるほど甘くありません。
しっかりと分析して経験値をためて同じエントリーポイントでエントリーできるようになり、シナリオ通りの損切りやシナリオ通りかそれに近い決済を実行しなければならないのです。
時間軸が短いとローソク足がピクピク動いて乗り遅れまいと焦りが生じてしまいます。
そうすると、高値づかみをして大損する可能性がでてくるんですね。
だから、はじめは時間軸を大きくとった方がいいのです。
例えば、日足のスイングトレードとか時間軸を下げても4時間足ベースにするのがおすすめですよ。
FXでどうしても勝てない人へ
FXでエントリーしたら逆行するし、エントリー方向に乗れても少し戻したら、すぐに利食いしてしまう。
そもそも、いくら勉強しても、しっくりくるエントリーポイントが分からない・・・。
昔の私もそうでした。
理由は、知らず知らずのうちに、テクニカル指標を形だけで判断してしまっていたからです。
これは、テクニカル指標が示す裏にある投資家心理を見極めることができれば解決できるのです。
また、ルールは複雑すぎても失敗する確率が増えるだけです。
基本を重視して明確にエントリー、ストップ、イグジットの位置を判断できた方が安定して収益を伸ばすことができることに気づいたのです。
私は、多くのFXの本を買い漁ったり、セミナーに参加しましたが、中でも役に立ったのが維新の介先生が書いた無料の本でした。
これを読んで、今まで勉強してきた内容が一本に繋がったのです。
同じテクニカルでもこうやって市場参加者の心理を読んでいるのか!ということが分かったのです。
もし、あなたがネット記事やYouTube動画で勉強しているのに上手くいかなければ、この無料の本を読んでみると道が開かれると思います。