FXのエントリーポイントを解説

FXをはじめて少し取引してみたけど、勝ったり負けたりでトータルで損をしてしまった。

少し勉強した方がいいなと思ってどこでエントリーすればいいのか調べてみることにした。

できれば初心者でも分かりやすいエントリーポイントを教えてほしい。

この記事は、こんな悩みを持つ初心者トレーダー向けに書きました。

FXは、プロであるほど分かりやすいところを好んで取引します。

逆に、勝てないトレーダーは、複雑なところで取引して失敗します。

記事の内容は、初心者でもエントリーしやすいところですが、プロも同じように取引する場所です。

この内容を極めていけば、初心者のあなたでもプロと同じようにエントリーすることができるようになりますよ。

相場環境

相場環境とは、エントリーする場所を円にした感覚のものです。

そのあたりにきたら、取引できるチャンスがくるぞとあらかじめ想定できる場面になります。

FXのトレードで、どこでもかしこでもエントリーしてしまうポジポジ病になっている人は、この円の位置を把握できていないかそこまで待てない人です。

この円は、主戦場になり得る場面で大きな手柄を立てられる可能性が高いポイントです。

一方、それ以外の場所は、小競り合いとなり大きな手柄を立てられる可能性が低いといったイメージを持つと無駄なエントリーを回避することができます。

円の位置は、主にトレンドラインを使って判断します。

トレンドラインを使う理由は、損を小さくして大きな利益を出すには、現在のチャートが上昇か下降のどちらかに偏ったトレンド状態の方がそれを実行できる可能性が高いからです。

そして、エントリーする主戦場を探すのに、上位足のトレンドラインを使います。

上位足で主戦場を選ぶことにより、自分がトレードする時間軸で大きな値幅をとることができるからです。

エントリーの位置は、トレンドラインの線上になります。

FXでトレンドラインを使ってトレンド環境を想定する

この線に近づいたら、次の項目でお話しするエントリーの方法で実際にエントリーします(空売りは逆に考えてください)。

このとき、レジサポとなる水平線を引いて損切りラインを決めます。

(米ドル/円 4時間足チャート)

損切り位置は、トレンドラインの下かつ過去にサポートとして意識された価格帯の少し下に置きます(空売りは逆です)。

これで、突発的な価格の変動でロスカットされるのを防ぐことができるわけです。

水平ラインは、上のチャートのように線だけではなく帯で引くようにすると、相場のノイズに惑わされにくくなりますよ。

初心者の頃は、トレンドラインの引き方やチャネルラインからトレンドラインを予測する方法が分からないと思います。

これらを深く研究することで、売買チャンスが増えますよ。

トレンドラインの引き方や予測の方法は、下記の記事から学び始めるのがおすすめです。

記事は、株式投資向けになっていますが、トレーダーが80%を占めるFXの方がより機能しやすいのでFXだと思って読みすすめてもらって構いません。

実際のエントリー

先ほど、お話しした相場環境が正しければ、どこでエントリーしても勝率が高くなりますが、当然トレンドラインでサポートされず、突き抜けてしまうこともあります。

そこで、より正確なエントリーのタイミングを計るのに使うのがダウ理論であり、そのサポートになるのが移動平均線やローソク足です。

ダウ理論の一つには、トレンドが継続する限り、安値と高値を更新し続けるという理論があります。

逆に考えると、上昇トレンドなら高値を更新できず安値を割った場合、下降トレンドなら安値を更新できず高値を超えた場合、トレンド転換した可能性があると判断することができるのです。

このトレンド転換が先ほどの相場環境で起きた場合がエントリーポイントになります。

下位足でダウ理論を使ったエントリーの仕方
(米ドル/円 1時間足チャート)

先ほどの4時間足チャートの下位足である1時間足チャートです。

買いポイント1では、ダウ理論の高値安値が更新されたのと下降トレンドラインを越えてきたのでエントリーポイントになります(移動平均線で見てもグランビルの法則1に当てはまります)。

単純にダウ理論の転換だけなら、少し左側にもローソク足ベースで起きていますが(下降トレンドラインの2番目の高値)私の場合、上位足の上昇トレンドラインと距離があるので見送ります。

買いポイント2では、前の安値まで下がらず終値ベースで直近の高値を越えてきたので買いエントリーが可能です(移動平均線ならグランビルの法則2に当たるところです)。

そして、買いポイント3では完全に前の高値を越えて4時間足の22日移動平均線も越えてきたので買いエントリーが可能です。

これらのポイントで分割でリスクを押さえながら買ってもいいし、1の買い場を逃したとしても2,3で買い判断できれば、売買チャンスを逃すことはないメリットがあります。

この細かいエントリー方法をマスターするには、まずはダウ理論を使ったエントリー方法を知り、高値と安値を正確に判断できるようになる必要があります。

その辺は、下記の記事で勉強できますのでご参考いただければと思います。

こちらも株式投資を前提に書いたものですが、FXの方が機能しやすいのでFXとして読み進めていただいても大丈夫です。

FXでどうしても勝てない人へ

FXでエントリーしたら逆行するし、エントリー方向に乗れても少し戻したら、すぐに利食いしてしまう。

そもそも、いくら勉強しても、しっくりくるエントリーポイントが分からない・・・。

昔の私もそうでした。

理由は、知らず知らずのうちに、テクニカル指標を形だけで判断してしまっていたからです。

これは、テクニカル指標が示す裏にある投資家心理を見極めることができれば解決できるのです。

また、ルールは複雑すぎても失敗する確率が増えるだけです。

基本を重視して明確にエントリー、ストップ、イグジットの位置を判断できた方が安定して収益を伸ばすことができることに気づいたのです。

私は、多くのFXの本を買い漁ったり、セミナーに参加しましたが、中でも役に立ったのが維新の介先生が書いた無料の本でした。

これを読んで、今まで勉強してきた内容が一本に繋がったのです。

同じテクニカルでもこうやって市場参加者の心理を読んでいるのか!ということが分かったのです。

もし、あなたがネット記事やYouTube動画で勉強しているのに上手くいかなければ、この無料の本を読んでみると道が開かれると思います。

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