
「FXのスイングトレードでどうして勝てないのだろう?」
「理由が分かれば改善策を立てられるのに!」
あなたは、こんな悩みを抱えていませんか?
結論から言うと、勝てない理由はエントリーを狙う位置と利益確定の位置が悪いことです。
まあ、これは当たり前と言えば当たり前なのですが。
ただ、これを深く理解していないと、上手くいったときといかないときの理由が分からないのでメンタル的にきつくなってきます。
また、焦ってもっと的外れな位置でエントリーしたり、どんどん時間軸を短くしてしまって訳が分からなくなってしまうことでしょう。
この記事では、FXのスイングトレードで勝てない理由を掘り下げ、技術面とメンタル面の両方からアプローチした解決策を書きました。
4時間足・日足チャートの弊害を理解する
スイングトレードは、4時間足や日足を中心に日を跨いだトレードをするのが一般的です。
初めからスイングトレードで始めた人ならともかく、デイトレードからスイングトレードに変えたり、両方をチャンスがあるときに取引している人は頭の切り替えが必要です。
理由は、5分足や1時間足に比べて、チャンスが少なく待つ期間がすごく長く感じることです。
タイミングがズレてチャンスを逃すと、次のチャンスまで長い期間待たなければなりません。
そうすると、焦ったり早くエントリーしたいという理由から優位性のないところでエントリーしてしまうこともあります。
また、4時間足が確定する前に、少しでも有利な値位置でエントリーしようと1時間足を見てエントリーすると、マルチタイムフレーム分析が複雑になってしまい見落としが出て失敗しやすいんですね。
もちろん、細かいエントリーポイントを探って下位足を見る戦略はありですが相当慣れてきてからの方が無難です。
始めは、マーケットの頭と尻尾はくれてやれという投資格言に忠実に従った方がいいでしょう。
このようにスイングトレードで勝てない理由は、優位性のあるエントリーのタイミングを待つことができないことにあります。
特に、FXですぐに億トレーダーになろうとか月いくら稼ぐのが目標など金勘定ばかりしていると待てなくなってしまいます。
どちらかと言えば、チャンスがくるまでのんびり待つ人のほうが上手くいきやすいんですね。
特に、ツイッターではサロンなどの勧誘のために、パソコンの横に1万円札を何十枚も並べて煽りや釣りをしていますが、そういう人達のツイートをみないようにしてマイペースで取引することが大事です。
それらは、トレードで稼いだわけではなくサロンや何十万もする高額商材で稼いだお金だと思った方がいいでしょう。
あの人は、あんなにトレードで稼げてるのに俺は、、、なんてことを考えだしたらチャンスを待つことができなくなるのです。
良い投資・悪い投資が判断できること
スイングトレードでは、技術面では当然ですがメンタル面においても、エントリーポイントが非常に重要になってきます。
勘違いしてほしくないのは、上がるポイント下がるポイントを当てられる位置を見つけることだけが重要と言っているわけではないことです。
むしろ、明確な損切りポイントが分かる位置かつ伸びが期待できる位置ということです。
なぜなら、もし損切りになっても想定内なので落ち着いて次のチャンスを待つことができるからです。
また、想定どおりエントリー方向へ進めば、十分な利益を得られるわけなので、良い投資をしたということになるわけです。
これが、なんとなく教科書通りに決めた損切り位置で、なんか上がりそうみたいなリスクリワードもよく分からないポイントでのエントリーであれば、負けた時理由も分からないし、自分がリスクに見合う投資をしたか理解できてないので不安になるのです。
人間は、分からないことに対して不安や恐怖を抱く動物なので、正常な判断ができなくなり、その後的外れな位置でエントリーを繰り返して大きな損を出してしまうんですね。
もう一つ、エントリー方向への伸びが期待できる位置とは、投資家のコンセンサスが一致しやすい場面のことです。
そして、エントリー方向へのコンセンサスが一致しやすい戦略はトレードの場合、いかなるときでもトレンドフォローになりますが、エントリー方法は順張りと逆張りのどちらでもいいです。
戦略がトレンドフォローというのは、要するに環境把握のことです。
逆張りを反対トレンドで逆に張り続けることという意味で使っている人や書籍が多いですが勘違いしてはいけません。
もし、そのような意味なら逆張りをしてはいけないし、危険ということになるので、逆張りが危険と言っている人は意味が分かっていない証拠です。
どちらにせよ、順張りだろうが逆張りだろうが多くの投資家が反応したポイントを狙うのには変わりはないのです。
ただ、順張りの方が反応したかどうかが分かりやすいだけなんですね。
このようにスイングトレードで勝てない理由には、自分がリスクに見合う投資をしてるかどうか分からないこと、そして他の投資家の判断を考えてトレードしていないことが挙げられます。
利益確定が最重要課題
利益確定は、どんなに長年経験を積んだトレーダーでも難しいものです。
なぜなら、利益を狙ったチャートにも表れていない投資家の欲望がどこまで続くかといった欲望のタイミングを測るのが難しいことと同じだからです。
また、例えば一つか二つの利益確定のルールを決めていても、毎回同じような波形で上昇や下降トレンドを形成するとは限らないからです。
移動平均線を割ったら利益確定するといったルールでも、上下に大きく揺れながらトレンドが続く波動では途中で降りることになります。
また、ダウ理論を使った転換を利益確定のルールにしても、上昇トレンドなら高値を越えられずに安値を割るのを待っていたら大きく引かされることもあるんですね。
これらは、どの指標を使えば100%見極めるなんてことはできないのです。
対策として、利益確定のやり方をルール化して、いつもはトントンか少しプラス、伸びた時に大きくとるというやり方にするか、裁量である程度のルールを持ちながら経験則から今回の波形はこのあたりで利食いした方がいいなとか、もう少し持っておいた方が良さそうだなといったように技術を磨くやり方です。
前者は、どちらかというと楽で早い段階でトータルでプラスに持っていけるけど、勝ったり負けたりでほんの少しずつ資産を増やすという感じになります。
ただし、相場環境次第では、負け続けることもあり、ある程度ドローダウンを覚悟しなければなりません。
後者は、習得するまで時間はかかるけど、極めた時、大きな利益を得られるようになり勝率が安定するメリットがあります。
どちらを選んでも資産を増やすことはできますが、どちらを選ぶかはあなたの性格次第です。
重要なのは、決めたルールややり方がいつも機能することはないことを知ることです。
スイングトレードで勝てない最後の理由は、一つのやり方を学んでも上手くいかなければ他のやり方に変えてしまうことです。
いつも機能することがないことが当然と理解していれば、コロコロ他のやり方に変えることはなくなるんですね。
そうすれば、最短で勝てる道を進むことになるのです。
そして、トレードを長く続けるためには、安定した利益と安定した利益が得られる根拠を理解していることがとても重要になります。
専業トレーダーになっても不安が少ないのは、技術がしっかりしているからこそです。
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