
なぜ、FXで多くの個人投資家が勝てないのでしょうか?
この記事では、その理由についてFXと株のプロトレーダーである私が解説していきます。
また、このページにたどり着いた人なら、できれば勝てるようになるきっかけ的なことも教えてほしいと思ってることでしょう。
私も最初はトレードで全然勝てず、損切りばかりでした。
ところが、この記事の内容に気づいて改善するようになってから上手くいくようになりました。
あくまで私個人の意見にはなりますが、恐らく記事の内容は、多くの人に当てはまること思っており、FXでほとんどの人が勝てない理由になっていると確信しています。
まずは自分の実力不足を認める
ちょっと厳しいことを言いますがご容赦ください。
結論から言うと、勝てない理由をFXのせいにしている時点で一生勝てません。
また、書籍や情報商材のせいにしている人も一生勝てないでしょう。
FXは、ゆとり教育と違ってみんなで一緒に勝ちましょうなんて生ぬるい世界ではないのです。
FXで勝てないのはすべて自分のせいです。
たとえ、99%の人が負ける世界でも1%の人が勝てるなら自分が1%側になればいいだけですから。
勝ててる1%の人が負けてる人を見ると「あーこの人はここが悪いんだな」ってすぐに分かります。
理論的には、そこを改善して実行できる力を身に付ければ勝てるようになるのです。
為替取引の特徴からくる理由
為替は、株と違って相対的取引なので、ゼロサムゲームになります。
もっと言うと、スプレッドやスリッページを入れるとマイナスサムゲームです。
つまり、勝てない理由は元々勝者と敗者に分かれるゲームだからです、、、と一般的な記事には書いてあるでしょう。
しかし、それでも勝つ人と負ける人の割合に偏りがありすぎると思いませんか?
それは、ほとんどの人が3年も続けられず辞めたり、退場させられるからだと思います。
トレード歴10年の人と始めたばかりの初心者も同じように勝てる人と負ける人で振り分けて統計をとれば、そりゃあ9割以上の人が負けるという結果になると思います。
つまり、負ける人のグループは、いつも決まっているのです。
あなたが勝てるようになりたいと思うなら、まずマーケットで生き残ることです。
勉強しても勝てない理由
FXの勉強をたくさんしても勝てない理由は、知識を実戦で活かせる経験をしていないからです。
例えば、勉強した内容が自分の中ではこうだと思っていても実際に書籍の著者の言いたかったことと違うことをしている場合があります。
これを一致させるには、何度もマーケットに参加して試行錯誤しなければなりません。
また、多くのことを勉強すると、今からエントリーする手法では本当は必要ない知識を使って考えるなど、頭の中がごちゃごちゃになって上手くいかないのです。
これを防ぐには、たくさん勉強した時間と同じように多くの場数を踏まなければならないのです。
そうすると、最後に自分にあった数種類のテクニカル指標だけが残り、シンプルなトレード判断ができるようになるんですね。
ここまでくると、自分が勝った理由、負けた理由がはっきりと分かるようになってきます。
そうなれば、不可抗力で負けたので良い負け方をしたのか、自分の感情に負けて判断ミスをしたのか区別できるようになりトレード技術がさらに上達するんですね。
エントリーしたらすぐに逆行してロスカットされる理由
FXで勝てずに悩んでいる理由の一つに、エントリーしたらすぐに逆行してロスカットされてしまう、、、というのがあります。
勉強したとおりの基本波形に従ってエントリーしているのに、ほとんど上手くいかないという人もいるかもしれません。
そういう悩みを持っている人は、相場の環境認識ができていないと思います。
環境認識とは、自分が見ている時間軸より上位の時間軸の流れのどこにいるかを把握することです。
環境認識がしっかりしていれば、少々エントリーポイントが荒くても、ファンダメンタルで何かあった場合を除き、全く方向性が違う動きにはなりません。
もし、あなたがこのような悩みを持っているなら、マルチタイムフレーム分析をもう一度見直してみるといいでしょう。
プロスペクト理論を心から理解していない(軽く流している)
プロスペクト理論、、、トレードの勉強をしている人なら一度は聞いたことがある理論だと思います。
簡単に言うと、人は、損に関しては鈍感になり、元々あった利益が減ることに大きな痛みを本能的に感じるという理論です。
マーケットでは、本能的に勝率を重視した損大利小のトレードをしてしまいがちなんですね。
きっちり勉強して、ある程度場数を踏んでるのに、トータルで成績が良くない人の原因はこれです。
もし、プロスペクト理論の逆の動きがトレードで実行できているのなら、トータルで勝っているはずだからです。
FXで勝てない理由の一つに、人間の本能と逆のことをしなければならないという壁が立ちはだかることがあるのです。
これを克服するには、トレードノートをつけて自分がどうして損小利大ができなかったのか見直す癖をつけるといいでしょう。
テクニカル分析を使っても勝てない理由
テクニカル分析を使っても勝てない理由は、先人が考えてきたテクニカル分析自体が悪いのではなくて、それを使う側が悪いからです。
テクニカル分析には、それぞれ相場の何を測ろうとしているのか本質があります。
決して、教科書通り杓子定規にあてはめるものではありません。
テクニカル指標を見て、自分以外のプレイヤーがどのように動いてくるのか判断して、多くの投資家がどう動くのか見極めるための道具なのです。
そして、各テクニカル指標は、それを編み出した先人たちそれぞれにマッチしたものでもあります。
今では、ものすごい数のテクニカル指標がありますが、その中からあなたが扱いやすく、理解しやすいものを数種類選んで組み合わせればいいのです。
テクニカル指標の本質は、深く勉強して経験を積み重ねなければ中々理解できません。
その辺に触れている本もほとんどないのが実態です。
ただ、私が今まで読んできた本の中で下記の本は、各テクニカル指標と大衆心理をマッチさせた本質的なことが書いてあるものでした。
恐らく、勝てないトレーダーは、相場でお金を垂れ流すことやコンビニで1000円くらい息を吸うように支払うのに、こういった、もしかしたら自分に役立つ知識があるかもしれないという優良本に数百円でも払おうとしません。
是非、あなたにはそういった大衆と違った行動を最速でとれるようになり勝てないトレーダーからの脱却を図ることを期待しています。