FXがダウ理論だけで勝てない理由

「ダウ理論を使ってるけど、ぜんぜん勝てない」

「なぜ、勝てないか分からない」

この記事は、このようなFXトレーダーの悩みを解決するために書きました。

どの手法も同じですが、ダウ理論にもメリット・デメリットがあり100%勝つことはできません。

しかし、ダウ理論を使ったやり方でトータルでプラスにしている人はたくさんいるので突き詰めて研究する価値はあります。

それでは、ダウ理論を使っても勝てない理由と解決策を順番に解説していきますね。

勝てない理由1:マルチタイムフレーム分析

ダウ理論には、主要トレンド・二次トレンド・小トレンドの3つの波があります。

主要トレンドは、1年から数年のサイクル、二次トレンドは、3週間から3ヶ月サイクル、小トレンドは3週間未満のサイクルと定義されています。

この3つの波の関係性は、途中、二次トレンドが発生するように、主要トレンドに対して反発することはありますが、明確なシグナルが出るまで、いずれは主要トレンドに沿って動くようになる特徴があります。

FXでトレードする場合は、市場が24時間動いているので、よほどの資金を動かさない限り、ダウ理論の定義と同じサイクルで取引するのは機会損失であることから、大中小の3つの波の関係性のみを利用して取引することになります。

例えば、現在、日足や4時間足が上昇トレンドだけど下げてきてる場合、前回の押し安値を割っていなければ、目線は買いになり、現在の波は一時的なものとみて、もし下位の時間軸で下げを狙うにしても短い値幅を狙うプランを立てることになります。

このとき、日足・4時間足が主要トレンド、下位の時間軸を二次トレンドと分析しています。

このダウ理論の特徴を生かさず、日足や4時間足が上昇トレンドなのに、それに気づかず、例えば1時間足で下降転換してから随分下げているのに、1時間足ベースで下降トレンドがしっかりしているからといった理由で、ちょっとした戻りでショートを入れてしまうと大きく担がれてしまうことがあります。

このように、FXで各時間軸の関係性を考えず取引をすると、エントリーするタイミングが同じでも、すぐにロスカットされる時と普通に勝てる時がランダムで出てきて勝率が安定しないし負けたときの理由が分からなくなるのです。

大中小の波を確認することは、優位性が高い相場環境を見つけることであり、この作業をマルチタイムフレーム分析と呼びます。

そして、ダウ理論で勝てない理由の一つには、マルチタイムフレーム分析がおろそかになっていることが挙げられます。

勝てない理由2:押し安値と戻り高値の判断

ダウ理論には、明確なシグナルが出るまでトレンドが継続するという理論があります。

チャート分析では、上昇トレンドなら安値を切り上げながら高値を更新し続ける限り、下降トレンドなら高値を切り下げながら安値を更新し続ける限りトレンドが継続すると解釈されて使われています。

だから、トレーダー達は一生懸命、安値と高値を探すわけです。

ここで問題になるのは、安値と高値の見分け方になります。

下の図のように、普通の線で解説すれば、安値・高値・押し安値・戻り高値を誰でも理解することができます。

ダウ理論の戻り高値と押し安値の定義

しかし、ローソク足やバーチャートを表示させると、分析しづらくなるんですね。

例えば、前の高値をヒゲだけ超えていた場合にそのヒゲを高値更新したと判断するのか、また、陽線と陰線が複雑に絡み合って下げている場合、戻り高値をつけているかどうかなどの問題があります。

もちろん、下位の時間軸の高値と安値が分かる四本値を無視することはできません。

そして、これらは100%で正しく判断することはできません。

なぜなら、他のトレーダーもあなたと同じようにどっちで判断するんだ?と悩んでいるからです。

これには解決策が2つあって、1つは高値安値がはっきりと分かるところで判断して、分かりにくいところは見送ることです。

これは、どちらかというと初心者向けです。

もう一つは、他のトレーダーにも意識されているかどうかを判断しようとすることです。

つまり、すぐに反応するのではなくて、その後の動きで分からなかったポイントが意識されているかどうかを判断できた時点で、トレード判断をするのです。

なぜなら、ダウ理論は結局理論でしかなく、正しいのは実際の値動きであり、そちらを優先させるべきだからです。

これによって、誤った高値と安値を意識して失敗することが減ります。

ダウ理論で勝てない理由は、この高値と安値を間違って判断しているか、分かりづらいところも強引に判断して失敗するからです。

勝てない理由3:どこまでいってもイタチごっこ

ダウ理論でエントリーすると、買った瞬間下がりはじめ、売った瞬間上がり始めることが少なくありません。

なぜなら、ダウ理論のトレンド転換を確認するには、上昇トレンドなら、前の安値を割らずに直近高値を超えること、下降トレンドなら、前の高値を越えずに直近安値を更新することだからです。

つまり、ブレイクアウトがエントリーの基本になります。

ただし、転換する可能性を見て、例えば、下降から上昇転換なら、戻り高値を越えた後の押し目で下位足の転換を見て買うことができます。

しかし、そこでもブレイクアウトでエントリーすることになるし、安値と高値の切り上げなくV字で上昇してくる場合もあるので、どこでエントリーするか分かりづらいことも多々あります。

また、あくまでも下位足の転換なので、直近高値を越えられず下げてくるリスクを追うことになるでしょう。

そうすると、どこまで詳細に分析してもイタチごっこのような状態になり、100%コンセンサスが一致するような場所を見つけることはできません。

多くて勝率50%といったところでしょう。

エントリーした瞬間、逆行したり勝率にそんなに優位性がないので、特に安定志向の人にはメンタル的にきつく、早く損切りしたり利確してしまって、思うように利益が出せないのが勝てない理由の一つになっている場合もあります。

実際、勝率50%で伸ばせるときに伸ばせる手法という点においては優秀な方ですが、長くFXと関わっていこうと思った時、結構キツイです。

その改善策については、次の項目で解説していきましょう。

ダウ理論の勝率をさらに上げる方法

ダウ理論を上手く使えば、明確なシグナルが出るまでエントリーしたポジションを持ち続けることができるので、理論上は利益を伸ばせるときに伸ばせるやり方になります。

ただし、エントリーポイントがどこまで行ってもイタチごっこであり、損切り回数も少なくなかったり、明確なシグナルが出るまで待っていたら、せっかく含み益が出ていたのに大きく引かされたということもあります。

これらを回避する方法が、他の指標を合わせて使うことです。

例えば、エントリーポイントがどこまで行ってもイタチごっこ勝率50%であっても、強力なレジサポラインに支えられる形で同じ形になれば勝率が90%になることもあります。

本質は実際に買いが入ってきた、売りが入ってきたことを見極めようとすることなので、ダウ理論だけにこだわることはありません。

また、移動平均線やトレーリングストップを利用すれば明確な転換シグナルが出る前や出た瞬間にイグジットすることもできます。

もちろん、指標を入れすぎて複雑にしすぎては本末転倒ですが、移動平均線、ローソク足(必要なポイントだけ)、水平ライン、補助的にトレンドラインといったシンプルな指標を加えるだけで劇的に勝率とトータルの利益がアップするんですね。

もちろん、ダウ理論とこれらの指標は、ただ使うだけでは複雑になりマイナス効果になります。

これらを上手く扱うには、大衆がどのように動き、どこに注文が集中するのか見極められるようになる必要があります。

私がそれを理解して安定した利益を上げられるようになったのは下記の本がきっかけでした。

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