エリオット波動の基本

この記事は、下記の悩みを持つ個人投資家向けに書きました。

こんな悩みを解決

  • エリオット波動の基本的な概要を知りたい
  • 自分のトレードに活かせる理論なのか確認したい
  • これから本格的に学ぶのに値する理論なのか情報がほしい

記事を読むことで、エリオット波動の概要を知り、自分のトレードへ活かせるか活かせないか判断することができます。

私は、実際にエリオット波動の理論をスイングやポジショントレードに応用して利益を出し続けています。

エリオット波動論を机上の論理だけでなく基本を押さえながら経験と検証に基づいた内容を書いていますので参考にしていただければと思います。

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前提条件として、エリオット波動がトレードにどう使えるのか?というのが読者の一番知りたいところだと思い、誰が作ったとか歴史がどうだとかトレードと関係ない話は書いてありません。

もし、トレーダーや相場師ではなく経済学者になりたくて、 理論の背景からじっくりとエリオット波動を研究したい人は、記事末で紹介しているエリオット波動の本を研究することをおすすめします。

また、「エリオット波動 歴史」などで検索しても、お目当ての記事が見つかると思います。

エリオット波動を学ぶことで分かること

この記事の基本内容を学んだ後でなければ理解しづらいかもしれませんが、勉強する前に何ができるか知っておいた方がモチベーションが上がると思いますので、先にエリオット波動でできることをお話しますね。

具体的なエントリーポイントを探るものではない

私の場合、具体的なエントリー箇所を見つけるのではなく、おおよその見当をつけて、他のテクニカル指標と組み合わせることにより具体的なエントリーポイントを探っています。

エリオット波動は、1トレンドの動きと成長・衰退を予測することに特化していますが、具体的なエントリーポイントまで探ると小さい時間軸まで検証していく必要があるのでスイングトレードやポジショントレードのような数日から1ヵ月程度で銘柄を変えていくトレード手法には向いてないからです。

また、時間軸を小さくしてエントリーを探っていくと裏の裏はただの表といったように混乱して訳が分からなくなりますからね。

トレード手法は、あくまでシンプルなものがベストというのが私の信念でもあるからです。

トレンドの継続・変化を見極めることができる

エリオット波動は、一種の型のように1トレンドの流れのパターンを示してくれます。

過去に出来上がったチャートからは、1トレンドの成長と衰退を確認することができ、まだ出来ていない未来のチャートは、何パターンかの予測をつける道具として使うことができます。

これによって、現在の位置がトレンドが始まりそうなのか、中盤にさしかかっているのか、または、終盤なのかを予測することができるのです。

トレンドの始まりを予測するなら、リスクが少なく多くの玉を仕込むことができるし、中盤なら押し目買いや売り、終盤ならトレードをしないという選択をとることができますね。

エリオット波動の考え方

エリオット波動は、トレンド方向の推進波とトレンドと逆行する修正波がセットになって動く性質があります。

また、修正波の中にも推進波や修正波の概念があり、まるで箱根細工の入れ子のようなフラクタルな関係となっています(各波動の中を副次波と分けて呼ぶことで区別しやすいようにしています)。

これが入り乱れると、IQテストを解いているように頭がこんがらがってくるので、エリオット波動そのもののを正確に判断するのではなく、トレードに役立つ部分を抜き出すという考え方をしたほうが実践的だと思います。

慣れてきたら、どんどん深く考えられるようになるので面白くなってきますよ。

エリオット波動の種類

エリオット波動を大きく分類すると、推進波と修正波に分かれるのですが、その中でも5種類の波があって、エリオット波動を使う上で欠かせないものです。

ここで簡単に学習できるように、それぞれの特徴を挙げておきますね。

推進波

推進派とは、トレンド方向の波を言い、5波で形成される1つの波動のことを指します。

この5波で形成される波には、インパルス(衝撃波)とダイアゴナルという2種類が存在します。

※修正波の中にも推進波が存在してインパルスやダイアゴナルが存在しますが、自分がトレンドだと思っている方向の一つ上の時間軸では、下落の場合もあるからです。

まずは、深く考えずにこんな形があるんだと理解しておけば大丈夫ですよ。

インパルス

インパルスの特徴

5-3-5-3-5の副次波で構成される推進派です。

インパルスの特徴は、3波が1波と5波の中で一番小さくなりません。

また、4波が1波に重ならず、2波は1波の始点を割り込みません。

買いであれば、比較的短い期間で大きく上昇する場面でもあり、波に乗ることができればトレーダー日和でしょう。

ダイアゴナル

ダイアゴナルの特徴

ダイアゴナルは、第3波が一番小さくなることもあります。

また、ダイアゴナルを構成する一つ一つ副次波の構成が5-3-5-3-5だけでなく、3-3-3-3-3で現れることがあります。

簡単にいえば、弱い波や迷いながら上昇するようなときによく出る波動です。

私の経験では、200日線の下で動いているときに、よく見かけますね。

深く考えると訳が分からなくなるので、初めは、ややこしい動きで上昇している場合がダイアゴナルかなって思えばいいと思います。

私は、ダイアゴナルの波動を基本的に狙いませんが、エントリーしたあと巻き込まれたときにどのように対応するのか、また、プロを目指すなら、すべての銘柄がこういう動きの地合いのときは、取れるようにしたいところなのでインパルスの研究の後に詳しく勉強してみるといいかもしれませんね。

修正波

修正波は、トレンドと一旦逆方向に動く波のことを言い3つの基本的なパターンがあります。

3波で形成されるのが基本ですが(トライアングルは5波)、複合して出現する場合もあり、ややこしくなる場合もあります。

私の場合は、調整局面でぐちゃぐちゃしてきたら、複合波がでてきたなっと思いつつ戦略を練ります。

ここでは、3つの基本を押さえておきましょう。

※修正波は、①,②,③と区別するため、A,B,Cで表しますが、分かりづらいので今回は①②③で解説しています。

ジグザグ

ジグザグの特徴

ジグザグは、5-3-5で構成される3波動の修正波です。

この形は、修正波でよく見かけるし、トレンドが転換して見えてしまうこともあるので、よく研究しておくといいですよ。

基本的な特徴を言うと、インパルスの2波に出現することが多く、副次波の③波は①波より長くなることが多いです(統計的に1.618倍が目安)。

フラット

フラットの特徴

フラットは、3-3-5の波動構成をする修正波です。

簡単に言うと、小さなボックスです。

ただ、③波が5波で形成されるので①を割り込んで元の方向へ戻ることも多いのが注意する点ですね。

また、上図は簡素化していますが、例えばスイングトレードだと1つずつの波が終値ベースの小さな副次波を形成しているのでボックスが分かりづらくなります。

チャート慣れして、パッと見ただけでボックスだと見分けがつくまで目を養うと実践で役に立ちますよ。

トライアングル

これはお馴染み三角保ち合いです。

トライアングルは、上昇しながらブレイクしたり下降しながらブレイクするパターンのほかに、上図とは逆に波が大きくなっていく拡大型があります。

上と下にトレンドラインとチャネルラインを引けば、比較的簡単に気づくことができますが、トライアングル自体を意識していないと気づけないので、無意識で認識できるまで目を養うと実践で役に立ちますよ。

一番捉えたい波動はインパルス

エリオット波動を勉強していくと、特に複合修正波なんかは、非常にややこしいです。

しかし、トレードでの実利をとるならば狙うは、ボラティリティ(価格変動の度合い)が高くなるインパルスです。

特に、株式投資の初心者は、インパルスを研究して、どんな時に出現しやすいのか検証しておくと初めからエッジ(優位性)がある取引ができますよ。

オルタネーションの性質を押さえておくと役に立つ

私がエリオット波動を学んでもう一つ重要だと思ったことは、オルタネーションの性質です。

簡単に言うと、推進派と修正波である2波と4波は、基本的に同じ形にならないという性質。

例えば、2波でフラットが出現した場合、4波は、ジグザグかトライアングルになると予測できるわけです。

これが分かっていれば、手掛かりがない状態より、押し目買いや売りの戦略が立てやすくなるのではないでしょうか?

エリオット波動の学習に役立つ本

最後に、私がエリオット波動を学んだ中で、読みやすくすべてを網羅できる本を紹介します。

エリオット波動研究
【あなたのトレード判断能力を大幅に鍛える】エリオット波動研究

これまでのエリオット波動本は、日本語訳はされていたのですが、非常に分かりづらいものが多かったです。

しかし、日本エリオット波動研究所がまとめたこの本は、エリオット波動についてしっかりと体型化されており、複雑な理論が分かりやすくなっていました。

なお、エリオット波動を使って実際の取引をするときは、その本質について理解してないと、ほとんど役に立たないどころか逆効果になってしまいます。

その本質を理解して実践で使えるように下記のnoteでまとめましたのでご参考いただければ嬉しく思います。

noteエリオット波動を実際の売買で使えるようになる考え方【知識は基本だけでOK】

以上で、エリオット波動の基本の話を終わります。

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